2009年09月15日

人付き合いが、最大の問題。

“田舎への入り方”をちょっと書いてみましょう。

「うちは、付き合いなどいらんわい」という方は、
何も気にせず、引っ越しましょう。
そうでない方には、ちょっとアドバイス。

まず、引っ越してからすることは、
第一に地区の「長」へのごあいさつ。
これを忘れることはできません。

田舎は第一印象で噂話が広がります。
家族全員で、笑顔を忘れず、
菓子折りなどを手渡すことが大切です。

それだけで「感じのいい人や」となり、
お付き合いがしやすくなります。

「家族の自己紹介新聞」などというものを
作ってもいいかもしれません。
家族構成・出身地・前住所・趣味などを
書いて渡しておけば、
後で根掘り葉掘り聞かれることも少なくなります。

また、相手も警戒せずに
親しみを持ってくれることでしょう。

私など、自分の地区より隣の地区の方が近いので、
そちらの区長にもごあいさつに行きました。
そのせいかどうかはわかりませんが、
隣の地区の人たちが親切にしてくれます。

次に、隣近所へのごあいさつ。
後先が逆ではないか? と思われる方もいるでしょうが、
田舎では区の長という存在が大きいのです。
長を立てることで、いろいろと面倒を見てくれるのです。

それと、道で人と出会ったら、
笑顔で“こんにちは”です。

話しかけて来ます。それで親しくなっていきます。
うちなどは、そのあいさつだけで、
どれほどの野菜をいただいたことか。
初めて会った人が野菜をくれるのです。
非常にうれしいことです。

それからは、笑顔であいさつを忘れません。
なんか浅ましいですが。

引っ越しで面倒なことに、
役場関係の手続きがありますが、ここでも笑顔です。

役場だから事務的でいい、と思わず、
にっこり話しましょう。
そして、町や村のことで知りたいことなどを
聞いてみましょう。

私はまず、区長の家を尋ねました。
親切に教えてくれましたよ、役場にしては。
少しでも話をすると、すぐに顔を覚えてくれ、
次からは名前を言わなくても、わかってくれます。

知っているというだけで、
ある程度信用してくれるのです。
また、役場で働いている人が、
近所の人だったりするので、
やっぱり笑顔は必要なのです。

田舎では、知らない顔がうろうろしていると、
上から下まで睨みつけるように見ていきます。
怪しいやつだ、と。

そんなことの無いように、「自己紹介新聞」には、
顔写真を入れるのもいいかもしれません。

私など、木工をしていることで
地元の新聞に載ったのですが、
それからは「木工をしている……」というと、
「ああ、あの人」となり、
笑顔の会話が生まれるのです。

田舎では、目立つことも生きやすさのひとつなのです。
目立ち過ぎると、お付き合いが忙しくなり、大変ですが。

あと、最初のうちは“散歩”をしましょう。
せっかく自然の中に来たのだから、
美味しい空気を吸って、
心と身体のリフレッシュをしましょう。

というのは、建て前です。
最初のうちは、と書いたのにも理由があります。

やはり、これもお付き合いのひとつなのです。
知らない人も「笑顔であいさつ」すれば、
もう知り合いです。

田舎ですから、またすぐに出会うことがあります。
田舎では、「知っている人」は、
よそ者ではありません。
自分たちの町や村の人なのです。

最初に印象が悪いと、仲間になるのが難しくなります。
すでに、噂は広がっています。
本人にそのつもりは無くても、笑顔を忘れ、
冷たい感じで接してしまったら、
にこりともしない人→冷たそうな人→感じの悪い人
→性格の悪い人→付き合いたくない人
→出て行ってほしい人、となってしまいます。

本当にあっという間です。
その方が“煩わしくなくていいや”と思われる方は、
そうしてください。

でも、それでは淋しい感じがしますよね。
ずっと暮らしていく場所だとすれば……。
みなさん、気をつけましょう。

人付き合いの苦手な私たちでさえ、
やっぱり付き合いは必要だと思っています
。誰にも相手にされないのは、いやですからね。


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2009年09月10日

水道・光熱、交際費は、どれくらいかかる?

まず、都会と違うものは何かと考えると
……プロパンガスです。
これにはびっくり。

地域によっても違うのですが、
私はガス屋さんに文句を言いました。
あまりに高いので。

うちの場合、電気温水器を使い、
3ヵ所給湯にしているため、ガスは台所のコンロだけ。
なのに、ひと月3000円以上かかるのです。

基本料金が3000円を超えているのです。
使っているガスは数百円。

うち一軒が文句を言ったところで
料金は安くなりませんでした。
これでは、カセットコンロの方が
安くつくのではないかと思います。

どうせ高い基本料金を払うのなら、
お風呂は、湯沸かし器の方が良かったのかも。

手間を惜しまなければ、薪のお風呂はタダになります。

灯油のお風呂は、ガスより少し安いのですが、
風呂の釜を傷めやすいと聞きました。
(確実な情報ではありません)

プロパンガスは、
もっと僻地だともっと高いかもしれません。
ほんとにバカらしい。

次に水道です。
これはほんとに地域によってバラバラですので、
何とも言えないところですが、
水の豊かな土地で、人口がある程度多いところは、
安くなっているようです。

うちの町は「水」に関しては、不便なところなので、
高くついていると思います。
町の簡易水道で、ひと月2〜3000円かかります。
地区で水を引いているところで、1500〜2000円。

うちは、水道が引かれるまで、
4軒だけで山水を引いていて、
自分たちで取り決めた金額が、2500円。

しかしそれは、タンクやパイプなどが
壊れた場合の修理代として積み立てているだけです。
水はタダですから。

しかし、水を家に引くためのポンプの電気代が
ほんの少しと、消毒用の塩素が
1年で1500円くらいかかります。

ポンプや消毒の機械などが故障した場合にも
お金が必要です。

普通の水道だと、文句を言えば直してくれますが、
自分たちで管理していたら、そうはいきません。

電気は、都会と変わらないのですが、
夜ふかししなくなるので、節約はできるでしょう。

新聞は、夕刊がないので、3007円です。

国民年金は全国同じですし、
健康保険は個人の収入によります。
ただ、田舎では収入自体が少なくなるので、
保険は安くなります。

電話代は、都会の友だちに連絡すると高くなります。
やっぱり。
いまは、いろいろ割引サービスがあり、
かなり安くなりましたが。

交通費は、高くなるでしょう。
私がスーパーに勤めていた時には、
ガソリン代がすごかったですね。
軽自動車でひと月7000円かかりました。
田舎の会社は、交通費を出さないところが多いのです。
仕事が無いので、足元を見ている。ひどい話です。

バスは高くて乗れません。これも地域差がありますが。
うちが、大きなスーパーのある町まで行く場合、
40分ほど走って、片道750円。往復1500円。
都会で電車に乗ったら、
ちょっとした旅行気分を味わえます。

テレビのこともあります。
アンテナを立てても見えません、山の中では。
地区ごとの共同アンテナに加入して、
管理費として年間数千円払います。

ただ、うちの近くの集落では加入するのに、
20万円取られます。

うちは、何年かは衛星放送だけだけにしていました。
そうです、地上波を見ていなかったのです。

最近になって、ケーブルテレビが引かれたので、
普通に見ることができるようになりました。

そして最後に、交際費。
私の町の話ですので、やはり地域差をお忘れなく。

まず自治会費ですが、うちは年間4000円。
これは町でも安い方です。
6〜7000円のところもあります。

また、寄付金もあります。
歳末助け合い・花火大会・赤い羽根・
社会福祉協議会などです。
だいたいひとつの項目に500〜1000円です。
貧乏なうちには、非常に痛い。
そうそう、子どもがいると学校以外にも
母親の集まりなどにお金がかかります。

あと、これはその地区に
どれだけ入り込むかによりますが、
神社・寺との関わりによって、
その修理などに大きなお金が必要になります。
数万円から数十万円です。

うちは地区と離れている上、
現在の行政上の地区と昔からの古い地区で
自治会の運営を分けているので、関わりはありません。

また、お祭りの時の世話役となった家では、
大金が必要です。
酒だ、めしだ、お菓子だ……すべてその家が持つのです。
これも地区ごとに違うようですが。

うちの地区ではありませんが、その役となった家では、
数十万円かかるというのを聞いたことがあります。
深く関わると大変です。

私は、町の人との付き合いは
「着かず離れず」が良いと考えています。
人というより、地区との付き合いですね。
特定の仲の良い人もいますから。

いかがですか? 田舎はお金がかかるのです。
その分、遊びにかかるお金は少なくなりますが。
だって、お金のかかる遊び場がないのですから。


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2009年09月07日

仕事のことを第一に考える。

さて、土地や家が決まってきたら、
生活のことを考える必要があります。

まずは、仕事。
年金生活で田舎へ、という方は心配ないのですが、
そうではない方の「仕事探し」が問題です。

ハッキリ言って、ありません。
というと、田舎へは行けないと思われるでしょうが、
極端に少なく、賃金がすごく安い、という意味です。

まず、仕事を選ぶことはムズかしい。
今から、何でもできる体力づくりをしておきましょう。

ガテン系の仕事なら、まあまあの給料で、
求人もそこそこあります。
ただ、週休2日など、考えるだけムダです。
祝日だって働いている人は多いのです。
祝日くらい休めよ、と言いたい。

事務系の仕事は、とにかく安い。
都会で経理や総務、人事などにいた方は、
覚悟が必要です。

給料は、いまの半分以下かもしれません。
ある程度の年齢の方なら、
3分の1くらいになったりします。

休みなどを考えて計算してみると、
パートでフルタイム働いた方が
給料は高い場合が多いのです。
本当です。多少地域差もありますが。

専門の技術を持っている人なら、
給料は少し高くなります。
でも、休みは少ない。

都会的感覚で、徐々に週休2日に移行しているとか、
労働時間は週40時間に、などと考えていると、
とんでもないイラ立ちを覚えます。
そんな会社を探すのは困難です。

水道・電気・建築などの分野の有資格者は、
仕事探しが少し楽になります。

SOHOでできる仕事を持っているという方も、
安心してはいけません。
都会でSOHOができていても、
打ち合わせなどにすぐに行けるから、
仕事がもらえていたのかもしれないからです。

すぐに来て欲しいと言われても行けないので、
徐々にお声がかからなくなってきます。
ものすごく仕事ができる、という方なら大丈夫ですが。

観光地が近くにあるなら、その施設での仕事はあります。
でも、やっぱり安い。土日も休めないし。

いずれの場合にせよ、収入が減ることは確かです。
いまの生活レベルを田舎へそのまま持って行くことは、
あきらめてください。
そのかわり、
自然の恵みを手に入れることができるのですから。

ここで加えておきますが、
就職情報誌やアルバイトニュースはありませんよ。
すべて、職業安定所かコネで探すことになります。

収入が減る上に物価が高いことも書いておきましょう。

田舎のスーパーや商店では、
あまり競争が無いので物が高い。
野菜は安いでしょう、と言われることがありますが、
都会のスーパーの方が、安売りしています。

昔なら、その土地でたくさん採れる物は
安かったのでしょうが、流通の発達した現在では、
すぐに都会へ流出してしまいます。

食品以外でも、都会のような激安店はありません。
生活は苦しくなる一方です。
やはり、都会での生活の“何か”を捨てて
行くしか無いのです。

他に得るものの大きさを考えると、
そのくらいは大したことありません。

田舎へ行く前に「手に職をつける」「体力をつける」
ことを考えましょう。
移住してからでもなんとかなりますが、
なるべくシンドイことは避けましょう。
面倒なことは捨てて、遊ぶ時間に使いましょう。


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2009年09月03日

テレビは、やっぱり見たいですよね。

今どき、どこだってテレビくらい
見ることはできるでしょ、と思っているあなた。
甘い!

新聞裏面のテレビ欄に載っている番組を
うちは見ることができなかったのです。

これは大失敗でした。
まさか、今どき?と私は思っていたのです。
というより、映らない可能性など、
考えてもいなかったのです。

不動産屋さんもそんな話はしなかった。
聞いていたら、別の場所になっていたかもしれません。

のんびりと田舎暮らしをするのに、
テレビなんかいらないでしょ、
と言う方もおられるでしょうが、
やっぱり情報は欲しいです。

それにうちには当時3歳の子供がいたので、
流行っているアニメを見せてやれないのも
ちょっと可愛そうな気もします。

1、2ヵ月なら我慢できても、
これから先ず〜っとでは……。

私は「田舎で文化的生活を」を信条としていますので、
それなりにアンテナを張っていたいのです。

で、衛星放送(CS)を設置したのでした。
毎月お金はかかりますが。
これなら、ある程度の情報や楽しさは確保できます。
地上波のアニメは無理ですが。

近くの集落の共同アンテナから
ひいてくることもできるのですが、
加盟金やひいてくる工事代金が高いので、
あきらめました。

※現在は、ケーブルテレビがやってきて、
 普通に地上波を見ることができています。

他に留意しておくことは……。

陽当たりや日照時間のことを考えておきましょう。
陽当たりが悪いと、白アリ、ゴキブリ、
ムカデなどで悩むことが多くなります。

日照時間が短いと、
畑を作っても生育が非常に悪くなります。
まったく育たない野菜もあります。

それに、せっかく田舎に来たのだから、
広いところに洗濯物やおふとんも干したいですよね。
太陽の光をいっぱい吸ったおふとんは
気持ちいいもんです。

また、明るい部屋は、気持ちまで明るくします。
冬など、縁側に座って日向ぼっこするのもいいですね。
うちには縁側がありませんが。ハハッ。

みなさんが家を借りたり、古い家を購入する場合は、
家の状態をよく調べるのは当然ですが、
陽当たりはどうか、
また、森や林に接近し過ぎていないかを見てください。

緑が近くにあり過ぎると、
夏にやぶ蚊が多くて大変です。ムカデも多い。
さらに、タヌキやサルが出没する可能性も高いのです。

話は変わりますが、もし新築されるのなら、
古い家の土間や縁側に変わるような場所および
部屋を作ることをお奨めします。

なぜか? 人が来るからです。
突然です。そのためにも、接客場が欲しいところです。

急に来られても困らない場所があれば、
イライラすることもありません。
田舎に来てわかったことなので、
うちにはそんな場所を作っていません。
玄関先に縁台でも置こうかと考えています。

また、土間があれば、何かと便利なのです。
収穫した野菜を置いておけるし、
クラフト用に拾ってきた木や枝、石ころなども置けます。

田舎の古い家はよくできているものだなあ、
とつくづく感心します。
家を建てる場合は、
参考にしてもいいのではないでしょうか。

え〜と、他にチェックすることは……

そうだ。電話はすぐにひいてくれます。

病院も近くにないと困ります。
特に老後を田舎で、
と考えている方は注意した方がいいです。

まずは、小さくても診療所程度のものが近くにあること。
さらに、車でもいいから、
30〜40分くらいのところに大きな病院があること。
しかも信頼できるところ。

それに、夫婦ならふたり共が車の免許を
持っていることが望ましい。

ご主人が入院する可能性があるからです。
病院に通うのにもバスの本数が少ないと大変です。
バスのない土地もありますし。

田舎に来てからでもいいから、免許を取りましょう。
田舎で取る方が簡単なようです。
自動車学校が近くにない場合は、
都会にいるうちにがんばりましょう。
まあ、50ccバイクでもなんとかなりますが。


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2009年08月31日

家を決める際のチェックポイントは?

電気・ガス・水道。
この基本形をまず疑ってみましょう。

都会に住んでいたら、
あって当り前のことが、田舎では??

ここだと決めた土地に電柱があるかどうか?
これは、大丈夫です。
その家より半径1キロメートル以内に電柱があれば、
電力会社が無料でひいてくれます。
無くても1メートルごとに
幾らかのお金を払えばいいだけです。

次にガス。これは、当然プロパンです。
ちょっと恐いと思われる方もいるでしょうが、
薪だけで生活するわけにはいきませんから、
あきらめましょう。

最近はオール電化住宅もありますが、
田舎ではいまだに停電がありますので、どうでしょうか。
都会では無くなってきたでしょ。

そして、水道。これが問題です。
特に山奥では、良くて簡易水道や井戸水、山の涌き水。
その他は、川や谷の水をとってろ過する方法もしくは、
山の上の方に池を作って、
そこに溜まった水を使う方法です。

衛生的かどうかなど考えていては、生きて行けません。

私のところはというと、
山に浸み込んだ水や雨水が流れ出すところから
パイプをひいて、一旦タンクに溜めます。

そこから、電動式ポンプで水をとります。
そして、「除鉄器」という名のろ過器を通り、
「滅菌器」という名の消毒装置から出てくる
塩素を注入し、蛇口へとやって来ます。

仕組としては、都会の水道とさほど変わりません。
ここまでしても水をそのまま飲むことはできず、
煮沸してから飲んでいます。
水のことはよ〜くチェックしておきましょう。
水が無くては、生活できません。
(現在は水道が引かれ、便利になりました)

もし、古い家を借りたりする場合に
井戸があったとしても、
専門の人に調べてもらってください。

枯れていないか。また、将来的にはどうか。
水質、水量はどうか。
山や川の水は、水質も大切ですが、
雨や台風の時に濁りや泥が混じったりするので、
管理が大変です。

村などが運営している簡易水道の場合は、
その規模によっては水量が不足する場合があります。

池の水をひいている場合は、
健康な身体づくりに重点を置いてください。

建築会社が作った住宅だから水道は大丈夫だ、
と思うのも危険です。
特に別荘地は注意してください。
水が出なくなった、というような話をよく聞きます。

売るだけ売ったら知らん顔、ということが多いようです。
怒られるかもしれませんが、本当にある話です。
たまにしか来ないから大丈夫だろう、
と安易に考えているのです。

さて、3つをクリアしたら、次はトイレです。
水洗便所で、下水を通って……
などということは田舎にはありません。

まずは、昔ながらのぼっとん便所。
ちょっと進化して、簡易水洗。
これは、少量の水で流して、汲み取り方式。

さらに進化して、単独浄化槽。
これは、トイレの排泄物をタンクに溜め、
バクテリアで分解して、外に捨てるもの。

加えて、生活排水もいっしょに分解してくれるのが
合併浄化槽です。
今、この方式を全国の田舎で推奨しています。

生活排水など、田舎ではだいたいたれ流しですから、
環境にいいわけありません。

うちは合併です。金額は高いのですが、
自治体でいくらか負担してくれます。うちは半額でした。

あと、気をつけることは、土地そのものです。
山を削った造成地か、はたまた埋め立てたところか。
地盤の問題です。

山を削った土地なら、残っている山側の崖は
どうしているかをチェックしましょう。
崩れる危険を考えます。

埋め立てたところは、
埋めてからどれくらいの年数が経っているか。
10年経ったところは大丈夫だと聞きました。

私の村(現在は町)でこんなことがありました。

どこかの業者が、川べりの土地を造成して
住宅を幾つか売り出しました。
しかし、その土地は地盤がゆるく、
川が増水した時にどうなるか
わからないところだったのです。

その近くの人たちはみんなそのことを知っていて、
心配していました。
幾つかが売れたようですが、その後、役場の方で、
できる限り危険なことを
知らせるようにしたみたいですが、
どうなったかは知りません。

やはり、なんでも地元の人に聞いてみるのが一番ですね。

最後にひとつ。
地震の無い土地を選びましょう。
日本ではなかなか難しいですが……。

私たちはこの地に来る前、比較的軽かったのですが、
阪神淡路大震災にあっています。
子供は小さかったので覚えていませんが、
私と家内はやや後遺症があります。
小さな地震でも、震度以上に恐怖を感じるのです。
みなさんは、安心して暮らせる土地を探してください。


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2009年08月27日

家はどうやって探せばいいのか?

家の話の前に、住みたい土地の探し方ですが、
市町村役場に問い合わせることをお奨めします。

ここだという場所の役場へ手紙を書くのです。
移住者の受け入れ体制の整っているところがあります。

たとえば、空家を探してくれるとか、
仕事を紹介してくれる、
移住するだけでお金がもらえる、などです。

知りたいことをすべて書いて送るのです。
温かく迎えてくれるところなら、
いろいろと資料を送ってくれます。

私もこの方法をとりました。
一番最初に対応してくれたのが、現在住んでいる町です。
すぐに資料を送ってくれ、
空家の情報も書かれていました。

他の土地では、
もうこちらが現在の地に決めた頃になって、
やっと電話をくれたところもありました。
これは、まだいい方です。

「移住者を歓迎します」と
田舎暮らし関連の雑誌では言っておきながら、
こちらが手紙を送っても
何の返事も無いところもありました。

とにかく、
温かく迎えてくれるところに移住したいですよね。

さて、家探しですが、さきほど書いたように
役場で探してくれるところもありますが、
あまり期待できません。
そんな役場はめずらしい。

では、どうするか。
借家を自分で探すか、自己資金で建てるかです。

自己資金で建てるのは簡単です。
建築会社か不動産屋さんに頼めばいいのです。
でも、会社選びは慎重に。

場所によっては、
移住者推進○○○などという組織があり、
そこに相談すれば、土地や業者を紹介してくれます。
そんな情報も親切な役場なら教えてくれます。

借家の場合が、ちょっと難しいのです。
田舎暮らしの雑誌にも載っていませんし、
不動産屋さんでもあまり扱っていません。

その土地に知り合いでもいれば、
探してもらえますが、そう都合よくはいきません。

私が別の土地でやったことですが、
突然行った土地で空家らしきところを見つけ、
近くにいる人に声をかけるのです。

「家を探しているのですが、あそこは空家ですか?」。

すると、あれこれ教えてくれます。
持ち主のことやその土地のこと。
持ち主に会わせてくれる場合もあります。
ここまで来れば、後は話をすすめるだけです。

田舎では、空いているなら
貸してくれる場合が多いのです。
悪い言い方をすれば、
お金が入るからということもあります。

そうではない方ももちろんいます。
それは、純粋に移住して来て欲しいからです。
過疎を解消し、村をにぎやかにしたいのです。
特に若い人に入って来て欲しいようです。

田舎では「子供は宝」です。大事にしてくれます。
子供がいると田舎へは移住しやすいですね。
幅広い方々とコミュニケーションがとりやすいのです。

他に空家を探す方法としては、
やはり何度も何度も足を運んで、
知り合いを作ることです。

そうすれば、自然に情報が入って来るようになります。

あの手、この手を試してみてください。
待っていても、田舎はやって来ません。


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2009年08月22日

どんなところに住みたいか?

理想とする風景を思い浮かべてみてください。

現実をよく知っている人なら、その風景は手に入ります。
しかし、漠然とした夢で、
しかも大草原の小さな家を思い描いた人は、
残念ながら、夢の実現は難しいかもしれません。

田舎暮らしをテレビや情報誌だけを見て憧れていると、
現実とのギャップを埋めることが困難になります。

テレビや情報誌は、
良いところだけを紹介している場合が多いからです。

テレビは、住宅関連の会社や田舎暮らし推進なにやらが
スポンサーになっている場合が多いです。

情報誌にしても、
不動産会社が広告をたくさん出しているので、
悪いイメージを与えるようなことは、書きにくいのです。

そんな情報だけで、
何も知らない土地へ来ると失敗してしまいます。

そういう私も同じような夢を描いて、
今の土地に決めてしまいました。
たまたま失敗ではなかっただけのこと。

では、どうすればいいか。

ここだと思う土地へ何度も足を運び、
地元の人に声をかけることです。
何でもかまわないから、話をすることです。
すると、少しずつその土地のイメージがわいてきます。

そして、歩くことです。
自分の暮らしを思い描きながら、
ぶらぶらと長い時間をかけて歩くのです。

ある程度見てまわったら、
車で周辺をまわることをお奨めします。

周辺の風景も自分の理想に近いものかどうかを見ます。
なにしろ田舎では、ほとんど車で行動しますから。

つけ加えておくと、
自分が住もうとする場所は良くても、
車でまわってみると、産廃処理場があったりします。
処理場は必要なものですが、
できれば避けたいですよね。

それにもうひとつ。
客観的に、冷静に考えることです。

風景が美しい、というだけで惚れ込んではいけません。
できれば、季節ごとに訪ねてみることと、
朝から夜までの状況を観察することです。

車がどれほど通るのか。
周辺に高速道路はないか。あるなら、音は聞こえるのか。
飛行機は飛んでいないか。鉄道は近くにないか。
音はどうか。細かく見ておいた方が、後悔しません。

私も別の土地で家を決めかけていたのですが、
ちょっと離れたところに線路があり、
1日に2、3本貨物列車が通っていたので、
そこはやめました。

それくらいどうってことないでしょ、
と思われる方もいるでしょうが、
やはり気になることは避けた方が良いのです。

それに、日に2、3本というのは、
不動産屋さんが言ったことで、
自分で調べたわけではないのです。

また、列車の本数や時間はいつ変更されるかわからない、
ということも考えました。
もし夜中に貨物が走ったら……
それくらい慎重にした方が、
後で腹を立てるよりいいでしょう。

実は私もひとつ失敗がありました。飛行機です。
現在の町(当時は村)へは
何度も足を運んでいたのですが、
飛んでいるのを見たことも、
音を聞いたことも無かったのです。
それが、引っ越してからわかったのです。

天候によって、たまにですが上空を通過するのです。
しまった、という感じです。
許せる頻度なので、気にはしていませんが。

やはり、徹底的にその土地を分析することが大切です。
夢を壊してしまうような言い方ですが、
調べるにこしたことはありません。
一生住むところかもしれないのですから。

という私ですが、
また将来は別の土地へ移るかもしれない、
と考えています。

私みたいな“ふらふら”とした人は、
細かなことを考えるより、
イメージだけで選んでもいいかもしれませんね。
ちょっと矛盾しますが。

自分の暮らし方がイメージに合っていれば、
まわりの細かなことは許せてしまえる、
ということもあります。

それは、みなさんの性格によりますので、
どちらがいいかは、私には言えません。
が、覚悟を決めて田舎へ移るのですから、
それなりに慎重になった方がいいとは思います。
ほとんどの方は、終の住処を探しているはずですから。

なんて面倒なんだと思われた方もいることでしょう。
でも、失敗して都会へ戻るよりはいいでしょ。
夢はそんなに簡単には手に入りません。


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2009年08月16日

田舎の良さを知ると……

田舎は、自然がいっぱい。自然の中にいると、
キレイな空気と景色とフィトンチッドで心が洗われます。

都会の空気と雑踏で汚れた心を
さっぱりと洗い流してくれます。

アウトドアのブームで、
自然の中に入ったことのある人なら、
すこしはその気分を味わったことでしょう。

しかし、1、2日いたところで自然の良さ、
言い替えれば、自然が人間に与える力のすごさを
理解することはできません。

人間本来の姿というのか、
自然と共に生きて来た動物としての
本能が目覚めるのです。

なんて書くと、すこし大袈裟かもしれませんが、
生き方さえ変えてくれるような気持ちになるのです。

田舎で暮らす一番の良い点は、これかもしれません。
このために、私も田舎に来たような気がします。

ただ、”都会に疲れたから田舎へ“という考えでは、
生きて行くことさえムリです。
田舎だって、疲れることはたくさんあります。

都会では、自分の存在が
とてつもなく小さく見えるのです。
あまりにも人が多く、時間に追われ、
生きるために働かなければいけません。
毎日疲れて帰って、寝るだけ。

元気を出して、休日に遊びに行っても、
人ごみでまた疲れる。
この繰り返しでは、
心が汚れていくのもムリはありません。

田舎では、生きることそのものが仕事なのです。
窓の外を見ても自然。外に出ても自然。
車ですこし走っても自然なのです。
自分が自然の中にずっと存在しているのです。

いやでも四季を肌で感じます。
春になれば、家のまわりは雑草だらけで、
これを抜かなければならない。

ムカデが出て来るので、これも退治。
アリは家の中の甘いものを狙って行列する。
アリに噛まれるととっても痛い。

夏は、虫だらけ。
手足は蚊に噛まれた痕がいっぱい。
草で手足を切ってしまうことも。

畑を作っていれば、草引きをしないといけないし。
ムシ捕りなど毎日のよう。
秋になれば、枯れ葉で庭が埋もれてしまうほど。
雨どいもつまります。

枯れ葉で焼きいもを……
などと言ってはいられないほどの量です。

冬は寒い。と言っても、地域差がありますが、
山の中はとんでもなく寒いのです。

などなど、本当に大変です。
でも、それが本来の暮らしなのではないでしょうか。
そんな風に思えるようになったのも、
自然の力だと感じています。

こんなことが肌に合わず、
都会へ戻っていく人も少なくありません。
それは、見た目だけで田舎に憧れたからです。
私もそのひとりでした。

テレビドラマの「大草原の小さな家」を見て、
自給自足の生活がしたい、
などと漠然と夢を見ていたのです。

田舎に来てわかったのですが、
自給自足などとんでもない話です。
絶対にできません。

時代が違う、と言ってしまってはそれまでですが、
世の中が、そんなことを受け入れてくれないのです。

もし家を借りたら、賃貸料がいります。
自分で土地を買って家を建てても、固定資産税という、
わけのわからないお金を取られます。

健康保険も年金も結構な金額になります。

子どもがいれば、学校にもお金が……。
そのお金はどこから生み出すのでしょう。
勤めるか、自営で稼ぐのです。

もし、食べる物だけでも自給できたとしても、
いまの世の中、お金です。
夢を壊すような言い方ですが。

まあ、食べ物もすべて自給はムリでしょう。
都会にいて、美味しい物を知っている舌は、
野菜や釣った魚だけでは満足してくれませんから。

確かに自分で作った野菜は美味しいのですが、
そればかりを食べているわけにはいきません。

アメリカ・ペンシルバニアの
ダッチカントリーというところに、
「アーミッシュ」と呼ばれる人たちが
生活しているのをご存じですか。

もとはドイツからの移民なのですが。
彼らの一部は、ほぼ自給自足なのです。
電気を使わず、家畜を飼い、畑を作り、
みんなで助け合いながら暮らしています。

しかし、そんな彼らでさえ、
家畜や作物をお金に換えて、
必要な物を手に入れています。

でも、みなさんが理想とする田舎暮らしの姿に
一番近いものだと思います。
一度、本でも読んでみてください。


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posted by 遊酔 at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

田舎はイヤな面が多い。でも……

田舎へ移住して、もう12年。
馴染んだような、そうでも無いような……。

いろんなことがありました。
はっきり言って、イヤなこともあります。
でも、楽しいことの方がやっぱり多いので、
来て良かったと思えるのです。

何がイヤかって?
まず私たち夫婦が
社交的とは言えないことからくるストレスです。

最初のうちは、
いろんな人がもの珍しさで来てくれるのです。
それは親しくなるチャンスだからいいのですが、
都会だったら「なんて失礼な」という行為が多いのです。

朝起きるのが遅かったりした時、
玄関の鍵をちょっと閉めたままにしていると、
裏へまわって突然顔を出すのです。
うかうかカーテンも開けていられない。

また、夜、子どもだけ部屋において
風呂に入っている時、人が訪ねて来ました。
「風呂に入っているから」と子どもに伝えさせると、
「待たせてもらう」と言い出しました。
もう一度、遅くなることを伝えて、
帰っていただきましたが、ゆっくり風呂も入れない。

うちの庭に、山蕗が生えているのですが、
勝手に入って、採っていきます。
悪いとわかっているのか、
「ちょっと採って来たで」と言って、
半分は置いていくのですが。

さらに、ほとんど強制的に寄付金を
持っていかれることも引っかかります。
都会なら断われることも、田舎ではムリなのです。
なにしろ、同じ集落の人や
顔見知りがやって来るのですから。

それに、集会だ、飲み会だといろいろお誘いがあります。
まあ、私たちの集落はそれが少ないので助かりますが。

よく考えれば、まだまだあると思いますが、
慣れて来たのか、あまり思い出せません。

これは、別の集落の話ですが……

ある老夫婦がその集落の土地を買っており、
しばらくして家を建てようとしたところ、
その集落の人たちから、
“来てもらっては困る”と言われました。

夫婦は唖然としました。
自分の土地に家を建てるのは勝手なのですが、
田舎では集落に受け入れられなくては、
暮らしていけません。
夫婦はいまだ土地をそのままに、
移住して来ることができないのです。

「それなら、土地を売るな!」と私は言いたい。
なんて可愛そうな人たちでしょう。
私たちのところは、何の問題もありませんでした。
良かった。

田舎のイヤなところを少し書いてみました。
いかがでしたか。
そんなところでは生きていけない、
と思われた方も多いことでしょう。
でも、私たち家族は楽しく暮らしています。
決して社交的でもおしゃべりが得意でもない
私たちが生きているのです。


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posted by 遊酔 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

まずは、『田舎暮らしの効用と副作用』を。

田舎は、自然がいっぱいで空気がいい、
と思うのは最初だけ。
1年経てば、それがごく当り前のこととなる。

川遊びがいつでもできる。
と思っていると、なかなか行かない。
海まで30分、晩めしを釣りに。
でも、その30分が遠い。

自然の中にいると、
自然遊びをしようとは思わなくなるものです。
もったいない。

じゃあ、田舎に住んでも意味ないでしょ、
と言われるかもしれませんが、そうではないのです。
自然の中で生きることが大切なんです。
土をいじり、虫と出逢い、雑草と闘い、野菜を育てる。
これだけの行為の中に、どれほどの発見・驚きがあるか。

うちの畑には山の土を入れていますが、
木の葉が堆積した表層の土では無いので、
腐養土や堆肥を入れないと野菜は育ちません。

また、虫がいない。これでは、土は肥えません。
しかし、雑草はぐんぐんのびます。
雑草は強い。野菜は弱い。
人間が改良した野菜は、人間が美味しいと感じるように、
虫にとっても美味しく、すぐに食べられます。
肥料を与え、農薬を使わないとちゃんと育ちません。

では、無農薬栽培にはどうするか。
ひたすら雑草を抜き、虫捕りをします。
炭から出来る木酢液を散布したり、
とうがらしを植えて、虫よけにする方法もありますが、
あまり効果がありません。

なぜか野菜づくりの話になりましたが、
こんなことを勉強できるのも田舎暮らしの良い点です。

野菜と言えば、旬のものなら、
ご近所からたくさんやって来ます。
畑は作らなくてもいいかもしれません。
ちょっと、浅ましい。

他に良い点と言えば、天文台に行く必要がない、
プールに行かない、遊歩道を歩かない……などなどです。

それでは逆に、不便なことと言えば、
病院が遠い、学校が遠い、本屋が遠い、
コンビニが遠い(淋しい)、欲しいモノが買えない……
などなど。

でも“まあ、いいか!”で済まされるものばかりです。
通販もあるし、インターネットもあるし。
インターネットを使えると、
それほど田舎の閉鎖性を感じなくて済みます。

みんな田舎へおいでよ!
と簡単に言うわけにはいきませんが、
田舎暮らしにはさまざまな効用があります。
軽い副作用が表れますが、あまり考えなければ、
この薬はとても効き目があります。

なお、処方はお間違いなく。


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posted by 遊酔 at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする