2010年03月21日

わが家に水道がやって来た。

※これは、7年前の話です。

なんと、わが家に水道がやって来ました。
村営(当時)の簡易水道です。

山の水を利用するには、いろいろと苦労がありました。
雨の後は濁るし、取水口はドロで埋るし、
パイプは詰まるし。

周辺の4軒分をまかなっているのですが、
足りなくなって止まってしまったこともありました。

それもこれも家を建てた不動産屋
(あえて“さん”はつけません)が頼んだ
水道工事の人がいい加減なことをしたからです。

伏流水と雨水の混じったものを取っているのですが、
その場所にパイプを置いて、
タンクに引き込んでいるだけだったのです。

ドロが入らないようにする工夫など
何もしていなかったのです。

フィルターがまったく無い状態です。
雨が降れば濁るのは当り前です。
いや、まったくのドロ水だったこともあります。

何度不動産屋に文句を言ったことか。
水が無くなれば、持って来てもらわなければならず、
風呂に入れなかったこともたびたび。

タンクの構造も作り方が悪く、
水が半分も残っているのに、止まってしまう始末。

不動産屋に言ったのですが、
「見直します」と言っただけで、そのまま。

フィルターの無い取水口もやり直してくれと言ったら、
ちょっと水が溜まるようにセメントの囲いができただけ。
台風の後に土砂で埋ってしまったことも。

どうにか手入れをしながら、4年くらい経った頃、
村の水道の話が出てきたのです。

やっと水の心配が無くなるなあと思ったのですが、
これがなかなか進まない。
役場はたらりだらり。工事業者はのらりくらり。
水道の話から1年半以上経った頃に、
ようやく家の前まで水がやって来たのです。

ところがここで大問題。
水道の来ていない土地に家を建てた人でないと
知らないことが、私たちの頭を痛めました。

道路に埋設された水道管から、
各戸に引くパイプの工事代金は、
その各家で払わなければならないのです。

私は、まったく知りませんでした。
そんなものは村が引いてくれて、
加入金と水道代を払えばいい、
としか思っていなかったのです。

都会にいる時は引っ越しを何度もしましたが、
水道はすでに引いてありましたから。

土地を買って家を建てない限り、
そんなことには遭遇しませんよね。

ここで役場に対しても腹が立ったのです。
「工事をしますから」と言って来た時には、
お金がいるなんてひと言も言わなかったのです。
メーターを取り付ける場所を確認しただけでした。

後で知って愕然。わが家には、お金がありません。
でも、その前に不動産屋と交渉を始めていました。
いまのいい加減な設備をそのままにしておいた責任を
取ってもらうように話をしていたのです。

設備がちゃんとしたものだったら、
水道を引く必要は無いのですから、
不動産屋の責任は大です。

しかし相手は強者。簡単にはお金を出すとは言いません。
交渉に数ヵ月かかりました。
連絡すると言ってもして来ないし、
返事はもう少し待ってくれと逃げたり、
それは大変でした。

私ももうキレかけていたのですが、
いや最後はキレてましたね。
いまの設備をすべてやり直すのなら、工事代はいらない、
とちょっと激しい口調の大阪弁で説得しました。
これでやっと話がまとまったのです。

結局、工事代金は4軒分で57万円ほど。
1軒14万円ちょっと。
これでも4軒まとめて工事したことで
安くはなったのです。
(この値段でも高過ぎる。ほんとに土木関係は……)

1軒4万円は、これまでの水道代と考えて
負担することにはしましたが、
残りの代金+各戸のメーターから家への引き込みは
不動産屋持ちということに落ち着いたのでした。
やれやれ。

でも、それからしばらくは
各戸の工事には来ませんでしたが……。
本当にいい加減です。

これでもまだ不動産屋にしてはマシな方なのです。
他のところなら、「知らん」と逃げるばかりですから。

みなさん、不動産屋選びはしっかりと考えましょう。
都道府県知事番号が高いとひとまず安心だ、
というような記事を見たりしますが、
あくまで目安にしか過ぎません。
いい加減なまま
何年も営業できているだけかもしれませんから。

不動産屋に対しては、あらゆる細かなところまで、
ひとつひとつ確認しながら、話を進めましょう。

言わなくてもわかっているだろう、
なんてことは通用しません。
わかっていてもほったらかしにするのです。

私は事細かく注文をつけ、確認したにも関わらず、
ちゃんとできていなかったことが何点もあります。

まじめな不動産屋さんには申し訳ないけれど、
まず信用しない方がいい、とあえて言っておきます。
その方が確実ですから。


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2010年03月16日

日本の林業は、もうダメです。

木工をしているので、
林業について考えることがあります。
ハッキリ言って、日本の林業はもうダメです。

海外からの輸入材が驚くほど安いため、
国産材を使うメリットが無いのです。

私の町の森林組合など、輸入材を買ってきて、
木材に加工して販売しているのです。
山の中なのに、まわりの木を使わないのです。

採算が合わないからだそうです。
木を切り出すには、手間と人件費、運搬費が
かかりますが、林業者がそれらに利益を上乗せして
買い取ってもらう時には、
かなりの金額になってしまいます。

さらに、森林組合がその木を加工して販売する時には、
とんでもない価格になります。
すると、その木材は売れないので、組合としては、
まわりの木は買えなくなるというわけです。

私が町に来て最初に驚いたのは、山の中には、
切り倒した木がたくさん放置されていたことです。

使いやすく、運びやすい大きさに切られた木は
組合などに持って行くのですが、
残りの部分は、そのまま腐らせてしまうのです。
手間がかかる上、高く売れないからです。

これを見た時、間伐材で割りばしを作ったからって、
何になるんだと思いました。
これほど国内の木を無駄にしておきながら、
海外の森林破壊に荷担しているこの国は、
いったい何なんだ。

結局は企業が儲けるために、
海外から安い木を買い過ぎるから、
こうなるのではないのか。 

だからといって、
日本の住宅が安くなっているとも思えません。

「2×4」や「プレハブ建築」など、
工法を変えることで多少は安く建てることは
できるようになったのでしょうが、
価格はあまり変わりません。

住宅メーカーや工務店、大工、不動産屋たちが、
儲け過ぎているのではないのか。

今の住宅は、昔のような難しい技術を必要としていない。
なのに高い。
この人たちが、もう少し儲けを削って国産材を使えば、
もっと日本の林業は良くなるように思うが、
どうでしょうか。

現在の家を建てる技術なんて、
私が木のおもちゃを作る技術とさほど変わりません。
物が大きいだけです。

つまり、私が働く時間と大工さんが働く時間の時給は
同じでもいいわけです。

しかし実際は、私が1日がかりで
3〜4個のおもちゃを作って合計1万円で売ろうとすると、
高いと思われます。

大工さんが1日、休憩時間もゆっくりとって
働いたとしたら、2万〜2万5千円の日当となります。
(地域や住宅の種類によっても変わりますが)

住む家とおもちゃをいっしょにするのは
無理がありますが、
明らかに大工さんが儲けていることがわかります。

少しひがみ根性が入っていますが、
住宅関係は高いということを言いたいだけです。ハイ。

国産材を使おう! 地元の木で家を建てよう!
などと、行政も言うようになってきましたが、
ムダだと思います。

企業が儲けを優先する限り、国産材を使えば、
それだけ販売額が高くなるだけです。
消費者は当然、安い方に眼が行きますから、
そんなものには手を出しません。

私が考える改善策としては、
50年我慢する覚悟で広葉樹を植えることです。
付加価値の高い広葉樹なら、
多少高くても売れるはずです。

まあ、目先のことしか考えない日本人には
できないことでしょうが…。


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2010年03月08日

産品販売所めぐりは、レジャーのひとつ。

たまに、嫁はんとふたりで
「産品販売所」めぐりをします。

最近は、観光立国だの、村おこしだのと、
田舎がいろんな取り組みを始めているので、
各地にこの「産品販売所」や
「道の駅」などができてきました。
大変いいことだと思います。

自分たちの土地でできたものを
直接消費者に安く買っていただく。

消費者からすれば、生産者の顔が見えるし、
生産者からは消費者の生の声を聞くことができます。

安い野菜なども買えるうえ、
その土地のめずらしい食べ物があったりします。

田舎なので、景色を眺めながら、
ドライブがてらのレジャーになります。

まだオープンして間もないお店に行った時のこと。

陳列の仕方や店員の応対は不慣れなものの、
たくさんのきれいな野菜がとても安く売られていました。

季節柄、松茸のお寿司や天ぷら
(すり身を揚げたものに松茸入り)があったり、
天然酵母のパンや手作りのお菓子など、
いろんなものを作って、頑張っているという感じが
伝わって来るものばかりでした。

しかし、次に寄った産品では、
“前は安かったのに”という言葉を
その場で発せずにはいられない状況でした。

ここができてから1年ぐらいでしょうか。
野菜は高くなっているうえ、
無人販売でも売れないような
悪い品物を売っているのです。

三流のスーパーでもそんなもの売らないぞ、
というほどのものです。

私の町の産品でもそうですが、
傷んだものを隠すように袋詰めしたり、
何日も経った古いものを売ったりするのです。

産品がオープンして間もない頃は、
新鮮なものを安く売るのですが、
売れることがわかると高くしたり、
悪い質のものを売ろうとするのです。

なんて汚いのでしょうか。
どこの産品でも同じ現象が見られます。

産品を管理する人は、そういうことが無いように、
農家の人たちに注意するのですが、
田舎のことですから、あまり強く言えないようです。

また、その時はちゃんとしても、
しばらくしたら同じことをするのです。

こんなことを繰り返していると、
やがて人が来なくなり、
販売所は閉鎖されてしまうのです。

日本全国で、失敗した産品販売所の例は
いくつでもあります。

「スーパーの特売日の方が安い」
ということを知ったお客さんは、
二度とその販売所には行かなくなります。

みなさんも「産品めぐり」をしてみませんか。

どこかに観光に行ったならば、お土産店ではなく、
産品販売所に立ち寄ってみましょう。
その土地ならではの品物に出逢えたりします。
お土産店はどこも同じ。包装紙が違うだけです。


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2010年03月01日

農業関係者は、真剣に考えて欲しい。

農業について、あれこれ考えることがあります。

中国野菜の残留農薬、遺伝子組み替え、無登録農薬……。
ハッキリ言って、作る人も販売する人も信用できません。

そんなことはない。安心できるものを
届けようとしている人もたくさんいるんだ!
と言われる方も多いことでしょう。

確かに、有機農法に取り組んでいる農家だっています。
安心できるものだけを売ろうと
奮闘しているお店だってあります。
その方たちには失礼なことだとは思います。

しかし、現代の消費者は騙され続けて来ました。
もう誰も信用できなくなっています。

値段の高い国産品だからといって、
本当に信用できるでしょうか。

松坂牛だと言って、別のものを売っていたり、
黒豚だと偽ったり、輸入ものを国産だと言う。
たとえ大きな会社でも、信じろと言う方が無理です。

元はと言えば、きれいな野菜、食べやすい野菜、
脂の多い高級肉などを望んだ消費者が一番悪いのです。

バカな消費者が、農家や販売店を「悪」に導いたのです。
昔のままを自然のままを素直に受け入れていれば、
今のようなゆがんだ農業にはならなかったのです。

消費者は賢くなりましたが、もう、元には戻れません。
行き着くところまで行くしかない、と私は思っています。

日本の食品の60%は輸入に頼っています。
これをどう改善できるでしょうか。

国際社会の中心となっている日本が、
輸入を制限することなどできるわけがありません。
どう現状を維持するか、ぐらいが精一杯でしょう。

消費者を除けば、まずは政府が悪い。
自国の農業を衰退させる方向へと導いたのです。

近代化農業などといって、化学肥料や農薬で
生産性を上げることばかりを推奨して来ました。

そうして何十年もやって来たやり方を
いまさら元に戻すのは困難きわまりないことです。
農家は、政府に従って行くしか
生き残る方法が無いのです。

しかし、そのことに疑問を持った一部の農家の人たちは、
苦しいながらも元に戻すよう努力しています。

こういう人たちは、
消費者がもっと応援しなければなりません。
安心できるものを食べたいですからね。

でも、そういう農家はごく少数です。
田舎に来て、そのことがハッキリと感じ取れました。

私の町の産品販売所のことですが、
古くなった野菜を下の方に隠すように入れ、
見える部分だけに新しいものをパックして、
売ろうとしているのです。

販売所ではチェックしているのですが、
量が多くて確認しきれません。

この「詐欺」は、すべて農家がやっていることです。
それも一軒や二軒ではありません。
それを知った時は、たいへんショックでした。

どうしてこんなに美しいところに住んでいる人が、
こんなに醜い心を持っているのか。
情けないやら、悲しいやら。

また、農薬を散布している場面にも
よく出くわすのですが、ものすごい量なので、
野菜を食べるのがイヤになります。

それから私は、すべての農家を信用しなくなりました。
無農薬だと言って売っているものさえ、
まず疑ってしまいます。淋しいことですが。

あなたは、知っていますか?
「種無しぶどう」は、どのように作っているのか。

デラウェアをはじめ、
巨峰やピオーネで種無しが出回っています。
私は、品種改良したものだと勝手に思い込んでいました。
でも、花が咲いた時点で、その花を薬に漬けるそうです。

これにもビックリでした。
あまり食べる気がしなくなりました。
これも元は消費者が悪いのですが、
だからといって、そんなものを作ってしまう
研究機関や農協もかなりひどい。

どんな野菜でも一年中食べられるという
おかしな日本ですが、さつまいももそのひとつ。

みなさんは、「さつまいも」の安売りを
見たことがあるでしょうか。
産地の近くではあるかもしれませんが、
そうではない地域ではあまり無いと思います。
それはなぜか。

収穫期に採れたものを、地下の倉庫などに保存して、
少しずつ1年を通して売っているから、
旬であっても安くならないのです。

農家・農協では、安定供給するためだと言っています。
しかし、本当は安定収入を得るためです。

さつまいもを作った畑では、
その他のものを植えることができないというのなら、
安定収入の確保も必要でしょう。

でも、違う時期には他の野菜も作れるはずです。
いろんなものを作ることで
安定収入をめざすべきだと思います。
旬のものは、安く売るべきです。
だから、私は農家を信じないのです。

以前、無登録農薬による
農作物の廃棄が問題となりました。
その農薬を農家に売ったのが、
なんと農協の職員だったのです。

“モラル”なんてまったく無い。
また、使ってはいけない農薬だと知りながら、
使った農家もモラル無し。

自分たちで自分たちの首を絞めている農家と農協。
善良な農家と悪人農家が闘う時なのかもしれません。

農家どうしだからといって、
これらを許してはいけないと思います。
また、私たち消費者も
もっと考え方を変えなければならないのです。

善良な農家の方には、
非常に申し訳ないことだと思います。
でも、書かずにはいられなかったのです。


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2010年02月20日

パートナーは、田舎暮らしを賛成しているか?

田舎暮らしについてあれこれ書いてきましたが、
忘れている大きな問題を思い出しました。

「奥さんやだんなさんの気持ち」です。

たとえば、だんなさんが行きたいと思っても、
奥さんがイヤだと言ったら、それでおしまいなのです。
つまりパートナーの賛成無くして、
田舎暮らしはできないということです。

あなたは田舎暮らしを考えているのでしょうが、
パートナーの意見は聞きましたか。
嫁はんは自分について来るさ、
と勝手に思い込んでいませんか。

よ〜く確認しましょう。
自分が考えた答えと違う場合がよくあります。

そんな話をしたことも無かったけれど、
話してみたら、奥さんも同じような考えだった。

自然が好きそうなことを言っていたが、
田舎に入るのはイヤだ。

反対していたが、実際に田舎に入ってみたら、
奥さんの方が楽しんでいる、というような話も聞きます。

じっくり話し合って、
田舎暮らしができるかどうかをよ〜く考えましょう。
Iターンのつもりが、
都会へのUターンになってしまわないように。

私の場合、嫁はんとの話はついていましたが、
あらためて、田舎暮らしについて
インタビューをしてみましたので、ここにご紹介します。

■「田舎に行きたい」と言った時、どう思いましたか?
●「別にええんちゃう」

この感覚の人が一番田舎に入りやすいと私は思います。
憧れが強過ぎると、現実とのギャップでイヤになるし、
都会好きな人なら、その不便さや退屈感で反対します。
この“別に〜”と思う人は、心が広いわけでも、
理解があるわけでも無く「何も考えていない」のです。
楽しければいい、という考えなのです。
パートナーがこういう人なら、田舎暮らしは成功します。

■行くまでに不安は無かったですか?
●何も考えて無かった。

■田舎に来て、どうでしたか?
●遊ぶところが無〜い。

そうです。都会で遊びなれた人にとっては、
遊ぶところが無いのです。
自然遊びを勉強しなければならないのです。

■人付き合いについては?
●根本的に考え方が違う。
●みんな優しい。
●あれこれ気を遣ってくれる。
●いろいろ、してくれる。

■良かったことは?
●川でえび捕りができる。
●のんびりできる。
●せかせかしたところが無い。
●鳥の声・虫の声が近くで聞こえる。

■イヤなことは?
●すぐ人の噂話をする。若い人も。
●虫が多い。
●すずめバチやまむし、くま、
 いのししなどの危険が多い。
●子供が小さい時には、
 病院が近くに無いので不安だった。
●変わった食材が手に入らない。
●店が少なく、選択肢が無い。

■困ったことは?
●働き口が無い。
●給料が安い。

■田舎でやってみたいことは?
●川釣りはやっているので、海釣りに行きたい。
●パンやピザを焼くための石窯を作りたい。
●実の生る木をたくさん植えて、
 その実でジャムやケーキを作りたい。

■これからの夢は?
●自然災害が恐いので、移住したい。
●きれいな海の近くに移住したい。

いかがでしょうか?
最後の質問の答えに、「何だ、それは?」
と思われた方もいるでしょうが、
私も同じ考えなのです。

今の場所がイヤだと言うわけではありません。
子供の学校のことや病院のこと、
親のことなどを考えて、今の場所に決めたのですが、
終の住処とは思っていません。

もっと理想に近づくことができるなら、
そうしようと考えています。
気楽に考える方が、力まずに暮らして行けます。

パートナーと良く話し合い、
できるだけ心をひとつにして
田舎に入る方がうまく行きます。

反対されるようなら、
本やテレビなどをたくさん見せて、洗脳を試みましょう。
もしかしたら、田舎に“ハマって”しまうかもしれません。


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2010年02月12日

自分で仕事を作る。vol.2

うちから1時間ほど奥に入ったところに、
紙漉きをしているご夫婦がいます。
廃校になった校舎を借りて、
工房兼住居として使っています。

どちらかというと、芸術的作品を作られていますが、
日常使いの商品も作っています。

この方は、田舎暮らしの超ベテランなのですが、
モノ創りをしたい人たちをこの町に呼んで、
「芸術村」のようなものを作ろうと
頑張って来られました。
少しずつ人が集まり、そのまとめ役となられています。

私の町に、若い夫婦で陶芸をされている方がいます。
食器だけで無く、照明器具などにもチャレンジし、
さまざまな作品を生み出しています。

それで食べて行けているかどうかは知りません。
アーチストや作家になるのは、簡単ではありません。

私の町で、炭焼きの研修が始まりました。
「研修が終ったら、村に住み、炭焼きをする」
という条件で、研修は無料で行なわれています。

炭焼きをしながら、田舎暮らしができれば、
それは素晴しいことだと思います。
誰に気がねすることも無く、
自分のペースで生きて行けます。

しかし今、炭は外国産が多く輸入され、
町の炭も余っている状態です。
研修に来ている人たちが、独り立ちする頃には、
仕事があるのかどうか。

自然の中だけれど、人が来るような場所では無いところに
開店している「蕎麦屋さん」が、今流行っています。

不便な場所だからこそ、人々は行きたがるのです。
もちろん、美味しいという評判が無ければ行きませんが。

すぐには手に入らない苦労を人々は味わいたいのです。
それゆえに、食べた時の美味しさは、格別なのです。
本当に美味しいかどうかは別のような気がしますが。

「そば」というのは、私もそうですが、
“おっさん”がなぜか心ひかれ、打ちたがるようです。
そば打ち教室などは、おっさんだらけです。

リストラの多い今日では、好きだというだけで、
そちらの道へ進みたがる方も結構います。
まあ、本人の自由ですが、
自分の味覚のセンスをよ〜く考えてみましょう。

農家レストランはどうでしょう。
その土地のものを土地の料理法で提供するのです。

都会の人は、地元のものを欲します。
変わったものでも良いのです。

米の美味いところは、米にこだわり。
海の近くなら、魚介に。山の中なら、山菜や川魚。
しかも、地元の食べ方で。これが、成功する秘訣です。

その他にも、染め織りやハーブ関連、薫製づくり……
など、あらゆる可能性があります。

じっくりと計画を立て。しっかりと勉強して。
どっぷりと田舎に入り。のんびりと生きましょう。
たった一度の人生です。


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2010年02月04日

自分で仕事を作る。vol.1

地元のスーパーが潰れました。
たくさんのパートさんたちが困ってしまいました。
田舎では、もともと仕事がありませんから。
職業安定所に行っても、無いのです。

そこで、勤め先が無いなら、
自分で仕事を作ってみることを
考えてもいいかもしれません。

早く言えば、自営もしくはフリーランスですね。
そう簡単にはできませんが、考え方次第です。
どうせ勤めても給料は安いのですから。

成功の基準を低くしておけば、可能性はあるかも。
“暮らしていければ、それで良し”と。
都会でビジネスを始めるのとは意味が違います。

まずは、私の知っているIターン者・Uターン者の話から。

大都会から山奥の村へ移り、天然酵母のパン屋さんと
農業を同時に始めた家族がいます。

旦那さんは、元々コックさんでしたが、
パンづくりはまったくの素人。
どこかで修行したわけでもなく、
夫婦2人で一から勉強しました。

農業も同じ。失敗を繰り返しながら、
どうにか暮らせるようになっていったのです。

いまでは、パン屋の評判も良く、
遠くから買いに来るほどです。
私も食べましたが、非常に美味しかったです。

農業も同時に始めたことが、
生活する上で良かったのではないかと私は思います。
なにしろ野菜がタダで手に入りますから。
にわとりも飼っていてタマゴもタダ。

2つのことを同時にするのは、大変なことですが、
結果的には生活を助けることになっているのです。

収入を得る手段が2つあるのは、とても大きなことです。

このパン屋さんの近くに、
ドレッシングだけを作っている方がいます。
夫婦2人で手づくりしています。

1日にできる数は150本。
それがかえって評判を良くしているのかもしれません。

「美味しい」+「数が少ない」=
「付加価値」なのでしょう。
固定客+αで、すぐに売れてしまいます。

手づくりでは、今の数が限界だそうですが、
暮らして行くには十分なのでしょう。

食べ物を作るというのは非常に難しいことですが、
「美味しければ売れる」という現実があります。

もちろん宣伝も大切ですが、
口コミで広がっていくことも多いのです。
また、1つのモノに限定して手づくりする、
というのもインパクトがあります。

以前テレビで見たのですが、
食パンだけを作って
通販のみで売っているUターン者がいます。

余分な仕事を省いて、1つのことに集中するのも
付加価値を高める方法としてあります。

食パンなどは毎日食べるものですから、
美味しければ、注文が絶えることはありません。
食べる物を作る強みがここにあります。

私と同じように、
「木のおもちゃ」を作っている人がいます。
違うのは、観光地で喫茶店をやりながら
活動しているところです。

どちらが本業かは知りませんが、
「木のおもちゃ」がそれほど売れているとは思えません。

日本全国、「木のおもちゃ」を作っているだけで
生活できている人は、ほんのひと握りです。
木工に関する本を書いていたり、木工教室を開いたり、
別の仕事に勤めていたりです。

Iターン者には、家具を作っている人が結構いますが、
おもちゃよりは売れるものの、
安い家具が多くなった現在では、かなり苦しいようです。
奥さんも働くのが、不可欠となっています。

Iターン者で、野菜を作りたい、
牛を育てたいという方がいます。
こういう人は、受け入れ体制の整っている地域を
お奨めします。

後継者が少なく、産地としてはなんとかしなくては、
と支援してくれるところもあります。

たとえば、農地を貸してくれるとか、
研修しながらも給料がもらえるとか。
まずは、産地に問い合わせてみましょう。

田舎暮らし関連の本では、
よく「ペンション経営」が取り上げられていますが、
一番困難な仕事だと思います。
数多くの失敗を耳にします。

サービス業の大変さを知らない人が多い。
料理の勉強をしていない。憧ればかりが強い。
などなど、失敗の原因はたくさんあります。

それに、莫大な資金が必要。
その割に、客室が少なく、客単価も高くできない。
借金を返すことがムリとなる。

また、特長の無いペンションに客は来ない。
現在、人の来ているペンションは、
アウトドアやクラフトなどが体験できるところ、
料理がバツグンに美味しいところなどです。

雰囲気や場所だけでは、人は来ません。
最近、旅館・ホテルなどで広がっているのは、
「ペットと泊まれる」というところです。
これも大きな特長と言えます。

いろいろと難しい問題がありますが、
あきらめきれないほどの夢ならば、
がんばるしかありません。

思いつくまま書いてみましたが、
「仕事を作る」というのは、面白いことです。
やりたいことで暮らせるのが、一番幸せですからね。
みなさんもじっくり考えてみましょう。


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2010年01月30日

グリーンツーリズムは、仕事のチャンス。

みなさんは、グリーンツーリズムや体験型観光
という言葉を聞いたことはありますか。

グリーンツーリズムとは、
緑豊かな農山漁村の自然や生活、文化を
広く都市部の人々に開放し、
「ゆとり」や「やすらぎ」といった人間性豊かな余暇を
楽しんでもらおうというものです。

また体験型観光とは、同じ目的で、農業や林業、
漁業などを都市の人に体験してもらうことで、
田舎を知ってもらうと同時に、
遊びに来ていただこうという活動です。

私もそういった活動を行なう、
町の組織の委員に指名され、ほんの少しではありますが、
お手伝いしていたことがあります。

私がなぜ選ばれたかというと、木工をしているからです。
町にも木工業の方はいますが、製材や建材を作る方で、
私のように“変わったことをしている人”
ではないので、選ばれていません。

田舎では、自分の地域には無い
「もの」や「人」を望んでいます。

私の他に都会から来た人の中には、
森林インストラクターや
趣味で文楽人形の頭を作っている人がいます。

このような人は村にはいませんから、
メンバーに選ばれています。

その組織には、農業をしている人、村の歴史に詳しい人、
かづら細工や押し花をする人、
食生活改善グループの人
(こういうグループは全国にあります)、
宿泊施設の人などなど、
観光や地域の活性化に関係する人がいます。

いま体験型観光を推進していく中で、
必要な人材を集めたのです。

みなさんが田舎で何かを新たに始めるとしたら、
自分のやりたいことはもちろんですが、
移住したい土地には無いものを
選んでみてはどうでしょう。

定年退職された方なら、その技術によって、
まわりの人から注目され、
さまざまなことを頼まれたりして、
生き甲斐に繋がるかもしれません。

また、若い世代の方なら、
それが収入の手助けになるかもしれません。

体験型観光でよく見聞きするのは、木工や染色、機織り、
そば打ち、ソーセージづくり、陶芸……などですが、
まだまだ体験メニューは増やせると思います。

そういった技術を持って、
田舎へ入るのもいいかもしれません。

あるいは、地元の食材を使って、
地元の料理を供する「農家レストラン」も面白いですね。

都会の人は、田舎へ行けば、
その土地のものを食べたいものです。
しかし、田舎の人はそのことに
気づいていない場合が多いのです。

最近やっと気づくところが増えて来ましたが、
まだまだです。

私もさまざまな田舎を見て来ましたが、
郷土料理を食べた記憶はあまりありません。
実際無いのです。

観光客が多いところなのに、
どこにでもあるような○○定食やカレー、丼物を
出しているのです。
誰もそんなものは望んでいないのに。

作る手間を省こうとしているところが多いようです。
人が大勢来るから食べ物屋をすれば儲かるだろう、
という考えで、安易に作っているからです。

手間をかけずとも、
昔からその土地で食べられているものを
そのまま出せばいいと思うのですが。

私の町も同じです。自分の町の郷土料理を
見たことも食べたことも無いのです。

ほろほろ鳥の産地になっているのですが、
それは産業として始めたもので、
昔からあるものではありません。

しかし、それでもいいのです。
もっとほろほろ鳥の料理を研究して、
もっと外へアピールすれば、それが名物となるのです。

でも実際は、村が運営している食堂でも、
丼物やうどんにそのまま入れているだけ。
鳥の味はわかりますが、感動がありません。

他のメニューも業務用を使って、
パートのおばちゃんが作っているだけです。
これでは、客は増えません。

田舎で仕事を“作ってみる”のも楽しいかもしれません。
技術やお金の準備を
充分にしておかなければいけませんが。

なんか取り留めのない話でしたが、
仕事の参考になりましたでしょうか。
まあ、体験型観光が流行っていますよ、
というお話でした。


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posted by 遊酔 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

町内を一周してみたら……。

初夏に「町内一周の旅」をしたことがあります。
車でゆっくりじいちゃん走りをしながら、
景色や人を観察して来ました。

車をスタートさせて、まず気になったのが、
どうも最近崖が崩れて、
石が落ちていることが多いのです。

大地震の前兆かと不安になるのですが、
そうでもなさそうです。

少し上を見ると、穴を掘ったような痕跡があるのです。
たぶん、動物でしょう。
でも、何の動物が何のために掘っているのか
見当もつきません。
たぬきかサルか、イタチか……謎は深まるばかりです
(のちに、イノシシらしいことがわかりました)。

そこからしばらく走らせると、
軽トラックがあちらこちらに止めてあります。

田んぼには、人がたくさん。
じいちゃん、ばあちゃん、子どもたちの姿もあります。
田植えのシーズンなのです。
なかなか風情のある光景で、顔がほころんでしまいます。

またしばらく走ると、ゴルフ場の入口があります。
不景気で客が少なく、経営が苦しいそうです。

町への固定資産税もかなり滞納しているらしいのですが、
町内の人が40人ほど働いているため、
町もあまり強く言えないようです。

潰れると、その40人が困ることになります。
なにしろ働く場が少ないので、
町としても悩みの種なのです。

私個人としては、自然破壊をしているゴルフ場など、
潰れてしまえばいいと思っていますが、
知り合いも数人働いているため、
あまり大きな声では言えません。

だんだん奥に入って行きます。
小さいながらも英語の塾があります。
こんなところで子どもは来るのか。
近くの全員が入ったところでしれています。
不思議です。

美しい景色を眺めながら走っているのですが、
時々どうにかならないのかと思えるものがあります。

廃車置き場です。
自分も車に乗っているのであまり言えませんが、
決して気持ちいいものではありません。

少し奥まったところに置くとか、囲いを作るとか、
できないのでしょうか。

都会から来てくれた人が見たら、
がっかりすることでしょう。

町にたくさんの人が来るようにするには、
こういうところにも気を遣いたいものです。

鮎釣りの人たちの姿が多く見られます。
ウヱットスーツのような上下に、
ポケットいっぱいのベスト。
キャップをかぶって、似合わないサングラス
(曇りの日もしている、と思っていたら、
反射止めらしい)。

昔のような黒装束に編んだ笠
というような粋な姿はありません。
そんなことを求めても仕方がないのですが。

大きな屋根がたくさん見えて来ました。肉牛団地です。
私の家より上流に牛がいるのはいやなのですが、
後から移住したので仕方ありません。

牛の糞などから菌が土地に浸み込み、
川に流れ込んでいるかもしれないからです。
牛肉を食べているのに勝手な言い分です。

特にここは、狭くて清掃もできていないように
見えるので、なおさらです。
もうすぐ廃業するようですので、
正直ホッとしています。申し訳無いのですが。

川べりの地盤が弱い土地に建てられた別荘地に来ました。
かなり土地が低く、大雨の時には
浸かっているのではないかと思えるほどです。

ドアを封鎖して、
もう使っていないような建物もあります。

町もどうしてこんな土地に建築許可を出したのでしょう。
あまりにもいいかげんだ。
騙されて高い買い物をした人の身にもなってみろ、
と言いたい。
別荘を建てるほどお金を持っている人たちだから、
まあいいか。

ところが、そこに住んでいる人がいたのです。
2〜3軒だけですが、大丈夫でしょうか。
台風の時はどうしているのか。
他人事ながら、心配してしまいます。
みなさんも土地選びは慎重に。

細い山道(みんな山道ですが)を走っていると、
動物の姿が。私の車に驚いたサルが、道を横切り、
山を駆け登って行きました。

ちょっと登ったところで、
こちらの様子をうかがっています。
こちらも止まってしばらく見ていました。

どうやら1匹だけのようです。良かった。
人間もサルも集団になると何をするかわかりませんから。

最後に、通ったことのない道にチャレンジ。
行き先の案内標識が立っているので、
何も考えずに入って行きました。

ほんの入口までは舗装されているのですが、
すぐに地道になり、やがて“山を削っただけちゃうん”
というような道へと姿を変えました。

道をならした痕跡も無く、凸凹。岩も落ちている。
こんなところ、工事車両しか通ったことは
無いのではないかと思えます。

私の車は「軽」。しかも四駆ではない。
タイヤがパンクするのではないかという心配も。
引き返そうか、どうしようかと迷いつつも
ゆっくり走って行きました。

私は過去を振り返るのは嫌いです。
どこまで行っても道らしき道には出ません。ドキドキ。
崖崩れがいたるところで起きています。
どうしよう。行くしかない。

しばらくして、やっと舗装された道に辿り着きました。
やれやれ。

こんな道に、案内標識出すんじゃない。
都会から来た人は知らずに入って行くぞ。
責任者、出て来い。あっ町長か。知ってるぞ。

まあ、こんな感じで「町内一周の旅」は終りました。
疲れました。
でも、いろいろ発見できて楽しかったです。


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posted by 遊酔 at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

とにかく田舎の人は親切だ。

田舎の人の親切度をお話しましょう。

奥に入って行くほど、親切度は高まります。
私が最初にされた親切は……

「どんな人?」と最初に訪ねて来た人なのですが、
しばらくしてやって来て、
同じように移住して来た人を紹介する、と言うのです。

さっそく軽トラに乗せられ、
2軒ほどむりやり訪ねて行きました。

「連れになってやって欲しい」
「仲良くしてやって欲しい」と頼んでくれたのです。

誰も知り合いのいない土地で、
こんなことをしてくれるのは、
非常にありがたいことです。
紹介された方たちとは、
いまもお付き合いが続いています。

またその人は、うちが雑草をほったらかしにしていると、
刈払機(草刈機)を持って来て、
「使い方を教えるから、これで刈りな」と言うのです。

教えてもらって使ってみると、
それはそれは簡単に草が刈れるのです。あっという間。

補充用の燃料も持って来てくれ、
「しばらく貸してあげるから、刈りな」と
帰って行ったのです。
めいっぱい使わせていただきました、ありがたい。

またまたその人は、
私が仕事を探しているということを言うと、
地元の新聞にたまに載っているからと、
わざわざ持って来てくれます。
こんな人もいるんですね、田舎には。

私がスーパーでご一緒していた方は……

都会でひとり暮らしをしていた私の母親を
近くに呼び寄せようと、家を探していた時のこと。

その方に探していることをお話したところ、
あちらこちらと探し始めてくれたのです。
お休みの日にご主人まで連れ出し、
わざわざその物件まで連れて行ってくれたのです。

1軒だめなら、2軒、3軒と探してくれました。
誰がそんなことをしてくれるでしょうか。
物件を断わっても、イヤな顔ひとつせず、
「また探しときます」と言ってくれるのです。

本当に田舎の人の親切さが身にしみました。
都会にこんな「人とのふれあい」があるでしょうか。
逆に都会だと不審に思われ、人が離れて行きます。

息子の同級生のお母さんは……

息子がある日、行方不明に。
工事現場の人の携帯電話を借りて
電話をして来たものの、
どこの現場かを言わずに切ってしまったのです。
バカ息子!

嫁はんと2人であちらこちらを探している時、
息子の姿を見なかったかを聞いた同級生のお母さんが、
私たちには何も言わずに、
バイクで走りまわっていてくれたのです。

幸い息子は見つかり、
帰ろうとしている時にその方と出会い、
探してくれていたことを知ったのです。
会わなければ、お礼も言わないところでした。
ありがとうございました。

都会だと、お節介だと言われることが
多いかもしれませんが、それが田舎なのです。

それをありがたいと思える人でないと、
田舎では暮らせません。
たまに行き過ぎていて、
“うっとうしい”というようなこともありますが、
それは、大らかな気持ちで受け止めなければいけません。

人の畑のことを、ああしろ、こうしろと
言って来る人もいます。
「ほっといてくれ」と言いたくなる時もありますが、
それはその人たちの親切心なのです。

都会から来て何も知らないだろうからと
教えてくれているのです。
その場は、素直に聞いておきましょう。

実際にその通りにする必要はありません。
自分の意思は貫きましょう。
それが健やかに暮らしていく方法です。
素直に聞いて、納得できないことは、聞き流すのです。


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