2010年02月12日

自分で仕事を作る。vol.2

うちから1時間ほど奥に入ったところに、
紙漉きをしているご夫婦がいます。
廃校になった校舎を借りて、
工房兼住居として使っています。

どちらかというと、芸術的作品を作られていますが、
日常使いの商品も作っています。

この方は、田舎暮らしの超ベテランなのですが、
モノ創りをしたい人たちをこの町に呼んで、
「芸術村」のようなものを作ろうと
頑張って来られました。
少しずつ人が集まり、そのまとめ役となられています。

私の町に、若い夫婦で陶芸をされている方がいます。
食器だけで無く、照明器具などにもチャレンジし、
さまざまな作品を生み出しています。

それで食べて行けているかどうかは知りません。
アーチストや作家になるのは、簡単ではありません。

私の町で、炭焼きの研修が始まりました。
「研修が終ったら、村に住み、炭焼きをする」
という条件で、研修は無料で行なわれています。

炭焼きをしながら、田舎暮らしができれば、
それは素晴しいことだと思います。
誰に気がねすることも無く、
自分のペースで生きて行けます。

しかし今、炭は外国産が多く輸入され、
町の炭も余っている状態です。
研修に来ている人たちが、独り立ちする頃には、
仕事があるのかどうか。

自然の中だけれど、人が来るような場所では無いところに
開店している「蕎麦屋さん」が、今流行っています。

不便な場所だからこそ、人々は行きたがるのです。
もちろん、美味しいという評判が無ければ行きませんが。

すぐには手に入らない苦労を人々は味わいたいのです。
それゆえに、食べた時の美味しさは、格別なのです。
本当に美味しいかどうかは別のような気がしますが。

「そば」というのは、私もそうですが、
“おっさん”がなぜか心ひかれ、打ちたがるようです。
そば打ち教室などは、おっさんだらけです。

リストラの多い今日では、好きだというだけで、
そちらの道へ進みたがる方も結構います。
まあ、本人の自由ですが、
自分の味覚のセンスをよ〜く考えてみましょう。

農家レストランはどうでしょう。
その土地のものを土地の料理法で提供するのです。

都会の人は、地元のものを欲します。
変わったものでも良いのです。

米の美味いところは、米にこだわり。
海の近くなら、魚介に。山の中なら、山菜や川魚。
しかも、地元の食べ方で。これが、成功する秘訣です。

その他にも、染め織りやハーブ関連、薫製づくり……
など、あらゆる可能性があります。

じっくりと計画を立て。しっかりと勉強して。
どっぷりと田舎に入り。のんびりと生きましょう。
たった一度の人生です。


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posted by 遊酔 at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

自分で仕事を作る。vol.1

地元のスーパーが潰れました。
たくさんのパートさんたちが困ってしまいました。
田舎では、もともと仕事がありませんから。
職業安定所に行っても、無いのです。

そこで、勤め先が無いなら、
自分で仕事を作ってみることを
考えてもいいかもしれません。

早く言えば、自営もしくはフリーランスですね。
そう簡単にはできませんが、考え方次第です。
どうせ勤めても給料は安いのですから。

成功の基準を低くしておけば、可能性はあるかも。
“暮らしていければ、それで良し”と。
都会でビジネスを始めるのとは意味が違います。

まずは、私の知っているIターン者・Uターン者の話から。

大都会から山奥の村へ移り、天然酵母のパン屋さんと
農業を同時に始めた家族がいます。

旦那さんは、元々コックさんでしたが、
パンづくりはまったくの素人。
どこかで修行したわけでもなく、
夫婦2人で一から勉強しました。

農業も同じ。失敗を繰り返しながら、
どうにか暮らせるようになっていったのです。

いまでは、パン屋の評判も良く、
遠くから買いに来るほどです。
私も食べましたが、非常に美味しかったです。

農業も同時に始めたことが、
生活する上で良かったのではないかと私は思います。
なにしろ野菜がタダで手に入りますから。
にわとりも飼っていてタマゴもタダ。

2つのことを同時にするのは、大変なことですが、
結果的には生活を助けることになっているのです。

収入を得る手段が2つあるのは、とても大きなことです。

このパン屋さんの近くに、
ドレッシングだけを作っている方がいます。
夫婦2人で手づくりしています。

1日にできる数は150本。
それがかえって評判を良くしているのかもしれません。

「美味しい」+「数が少ない」=
「付加価値」なのでしょう。
固定客+αで、すぐに売れてしまいます。

手づくりでは、今の数が限界だそうですが、
暮らして行くには十分なのでしょう。

食べ物を作るというのは非常に難しいことですが、
「美味しければ売れる」という現実があります。

もちろん宣伝も大切ですが、
口コミで広がっていくことも多いのです。
また、1つのモノに限定して手づくりする、
というのもインパクトがあります。

以前テレビで見たのですが、
食パンだけを作って
通販のみで売っているUターン者がいます。

余分な仕事を省いて、1つのことに集中するのも
付加価値を高める方法としてあります。

食パンなどは毎日食べるものですから、
美味しければ、注文が絶えることはありません。
食べる物を作る強みがここにあります。

私と同じように、
「木のおもちゃ」を作っている人がいます。
違うのは、観光地で喫茶店をやりながら
活動しているところです。

どちらが本業かは知りませんが、
「木のおもちゃ」がそれほど売れているとは思えません。

日本全国、「木のおもちゃ」を作っているだけで
生活できている人は、ほんのひと握りです。
木工に関する本を書いていたり、木工教室を開いたり、
別の仕事に勤めていたりです。

Iターン者には、家具を作っている人が結構いますが、
おもちゃよりは売れるものの、
安い家具が多くなった現在では、かなり苦しいようです。
奥さんも働くのが、不可欠となっています。

Iターン者で、野菜を作りたい、
牛を育てたいという方がいます。
こういう人は、受け入れ体制の整っている地域を
お奨めします。

後継者が少なく、産地としてはなんとかしなくては、
と支援してくれるところもあります。

たとえば、農地を貸してくれるとか、
研修しながらも給料がもらえるとか。
まずは、産地に問い合わせてみましょう。

田舎暮らし関連の本では、
よく「ペンション経営」が取り上げられていますが、
一番困難な仕事だと思います。
数多くの失敗を耳にします。

サービス業の大変さを知らない人が多い。
料理の勉強をしていない。憧ればかりが強い。
などなど、失敗の原因はたくさんあります。

それに、莫大な資金が必要。
その割に、客室が少なく、客単価も高くできない。
借金を返すことがムリとなる。

また、特長の無いペンションに客は来ない。
現在、人の来ているペンションは、
アウトドアやクラフトなどが体験できるところ、
料理がバツグンに美味しいところなどです。

雰囲気や場所だけでは、人は来ません。
最近、旅館・ホテルなどで広がっているのは、
「ペットと泊まれる」というところです。
これも大きな特長と言えます。

いろいろと難しい問題がありますが、
あきらめきれないほどの夢ならば、
がんばるしかありません。

思いつくまま書いてみましたが、
「仕事を作る」というのは、面白いことです。
やりたいことで暮らせるのが、一番幸せですからね。
みなさんもじっくり考えてみましょう。


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posted by 遊酔 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

グリーンツーリズムは、仕事のチャンス。

みなさんは、グリーンツーリズムや体験型観光
という言葉を聞いたことはありますか。

グリーンツーリズムとは、
緑豊かな農山漁村の自然や生活、文化を
広く都市部の人々に開放し、
「ゆとり」や「やすらぎ」といった人間性豊かな余暇を
楽しんでもらおうというものです。

また体験型観光とは、同じ目的で、農業や林業、
漁業などを都市の人に体験してもらうことで、
田舎を知ってもらうと同時に、
遊びに来ていただこうという活動です。

私もそういった活動を行なう、
町の組織の委員に指名され、ほんの少しではありますが、
お手伝いしていたことがあります。

私がなぜ選ばれたかというと、木工をしているからです。
町にも木工業の方はいますが、製材や建材を作る方で、
私のように“変わったことをしている人”
ではないので、選ばれていません。

田舎では、自分の地域には無い
「もの」や「人」を望んでいます。

私の他に都会から来た人の中には、
森林インストラクターや
趣味で文楽人形の頭を作っている人がいます。

このような人は村にはいませんから、
メンバーに選ばれています。

その組織には、農業をしている人、村の歴史に詳しい人、
かづら細工や押し花をする人、
食生活改善グループの人
(こういうグループは全国にあります)、
宿泊施設の人などなど、
観光や地域の活性化に関係する人がいます。

いま体験型観光を推進していく中で、
必要な人材を集めたのです。

みなさんが田舎で何かを新たに始めるとしたら、
自分のやりたいことはもちろんですが、
移住したい土地には無いものを
選んでみてはどうでしょう。

定年退職された方なら、その技術によって、
まわりの人から注目され、
さまざまなことを頼まれたりして、
生き甲斐に繋がるかもしれません。

また、若い世代の方なら、
それが収入の手助けになるかもしれません。

体験型観光でよく見聞きするのは、木工や染色、機織り、
そば打ち、ソーセージづくり、陶芸……などですが、
まだまだ体験メニューは増やせると思います。

そういった技術を持って、
田舎へ入るのもいいかもしれません。

あるいは、地元の食材を使って、
地元の料理を供する「農家レストラン」も面白いですね。

都会の人は、田舎へ行けば、
その土地のものを食べたいものです。
しかし、田舎の人はそのことに
気づいていない場合が多いのです。

最近やっと気づくところが増えて来ましたが、
まだまだです。

私もさまざまな田舎を見て来ましたが、
郷土料理を食べた記憶はあまりありません。
実際無いのです。

観光客が多いところなのに、
どこにでもあるような○○定食やカレー、丼物を
出しているのです。
誰もそんなものは望んでいないのに。

作る手間を省こうとしているところが多いようです。
人が大勢来るから食べ物屋をすれば儲かるだろう、
という考えで、安易に作っているからです。

手間をかけずとも、
昔からその土地で食べられているものを
そのまま出せばいいと思うのですが。

私の町も同じです。自分の町の郷土料理を
見たことも食べたことも無いのです。

ほろほろ鳥の産地になっているのですが、
それは産業として始めたもので、
昔からあるものではありません。

しかし、それでもいいのです。
もっとほろほろ鳥の料理を研究して、
もっと外へアピールすれば、それが名物となるのです。

でも実際は、村が運営している食堂でも、
丼物やうどんにそのまま入れているだけ。
鳥の味はわかりますが、感動がありません。

他のメニューも業務用を使って、
パートのおばちゃんが作っているだけです。
これでは、客は増えません。

田舎で仕事を“作ってみる”のも楽しいかもしれません。
技術やお金の準備を
充分にしておかなければいけませんが。

なんか取り留めのない話でしたが、
仕事の参考になりましたでしょうか。
まあ、体験型観光が流行っていますよ、
というお話でした。


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posted by 遊酔 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする