2019年06月19日

「失敗しない移住」には、何が必要なのか?

田舎暮らしを希望する人が多くなっていますが、
移住したものの挫折して都会に戻る人も多いのです。

「仕事がない」「土地になじめない」などの理由で、
すぐに戻ってしまうケースが目立ちます。

そうならないための対策を
各自治体が取り始めています。

起業講座を首都圏で開催している鳥取県。

子育て中のシングルマザーを対象に、
介護施設で働くことを条件として、
家賃補助や養育支援を始めた島根県。

移住促進のための取り組みとしては、
良いアイデアだと思いますし、
効果も期待できるでしょう。

しかし、地方の自治体は、
田舎暮らしにおける最大の問題を理解していません。

私は、大阪から和歌山の山奥に移住した
実践者として言います。

仕事を紹介してくれたり、
生活を支援してくれることは有り難いのですが、
田舎で生きていく上でもっとも悩み、
イライラを募らせるのは、
地域との関わり、人間関係です。

田舎の集落には、都会育ちの人間には理解しがたい
風習・慣習があります。

神社があれば、
氏子になることを強要されることもあります。

神社や寺が老朽化すると、
修理や立て替え費用を負担させられる場合も。

祭りを手伝わされるだけならまだしも、
祭りの準備や後の宴会の会場として、
自宅を解放しなければならなかったり、
酒代・食事代まで負担しなければならない
集落もあります。

地元の学校がスポーツで全国大会に行くとなれば、
後援会費を集めに来ます。

町内会に入るのは絶対で、
結構高額な会費を取られます。

これらを断ると、
まわりの人の態度が変わり始めるのです。

あることないこと噂が広まり、
いわゆる“村八分”となります。

そこで勇気を振り絞り、
町内会から脱退する人もいます。

すると、とんでもないトラブルが起こり始めるのです。

「会費を払っていないから、ゴミ集積所は使うな」
「行政からの配布物は配らない」

元都会人には、
なぜそんなことを言われるのかが理解できません。

すべての住民は、ゴミを出す権利がありますし、
配布物を受け取ることもできるはず。

しかし、田舎でそんな常識は通用しません。
田舎独特のルールが存在するのです。

それをわかった上で移住しなければ、
快適に暮らしていくことはできないのです。

幸い私の住む集落は、現代的な考えの人ばかりで、
つかず離れずで快適に暮らしていますが。

しかし、そんな集落は珍しく、すぐ近くの別の集落では、
挫折して都会に戻った人もいます。

現代社会において、こんな現実があろうことなど、
都会人は知る由もありません。

集落の人たちも気づいてはいないのです。

役場の人も基本的には地元出身者が多いので、
わかっていません。

マスコミが、
「田舎暮らしの素晴らしさ」ばかりを流すので、
夢・憧れが大きくなり過ぎているのです。

もっと現実を教えてあげるべきです。

その上で、苦労以上の喜びがあることを
知ってもらえば良いのです。

自治体は、過疎化を解消するために、
一所懸命移住推進に取り組んではいますが、
根本的な問題を把握していなければ、
終の住処としての移住者は増えないのです。

「失敗しない移住」を実現させたいのなら、
地方の人たちの意識を変えなければならないのです。

変える必要はないと考えるなら、
集落の消滅を受け入れるしかありません。

移住を希望する人も、甘い言葉に惑わされることなく、
冷静に考え抜いて、実行に移すべきです。

そして、田舎暮らしには多少の我慢も
必要だということを肝に銘じなければなりません。



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posted by 遊酔 at 16:01| Comment(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月03日

「消滅集落」「限界集落」に住むという選択。

田舎暮らしを始めようとする時、
もっとも時間の掛かる、重要なことが土地探しです。
どこに住むか。

当たり前のことなのですが、
快適に暮らしていけるかどうかは、
住む場所で決まるのです。

理想の場所や家を探すのはもちろんなのですが、
移住した人が一番悩む問題を
できれば避けたいところです。

それは、「人間関係」。
周辺に住む人とのつき合い方です。

都会と田舎では、まったく考え方が違います。

都会の常識は、田舎の非常識。

人種が違うのかと思うぐらいに、
物事の捉え方が違うのです。

この“ズレ”を修正しようとしてはいけません。
歩み寄りもありません。

田舎の人の言うことは、100%。
すべてを受け入れなければなりません。

自分を曲げることが嫌なら、
拒否することもできますが、
孤立を覚悟する必要があります。

孤立で済めば良いのですが、
いわゆる村八分になるかもしれません。

村八分は、無視されるだけではありません。
嫌がらせやいじめがあるのです。

普通の田舎暮らしを望むのなら、
郷に入れば郷に従え、です。

しかし、ひとつだけ方法があります。

人づきあいの煩わしさがなく、
干渉もされない場所に移住するのです。

「消滅集落」「限界集落」と呼ばれる場所です。

消滅集落とは、かつて人びとが住んでいたものの、
住人が姿を消し、家が放置されているところです。

こういう場所は、日本中に存在します。

人がいないので、自治会もありません。
放置された家は激安。

誰に気を使うこともなく、
自由気ままに生きることができます。

また、限界集落も選択肢に入れても良いと思います。

人が少なくなっているため、昔からの風習も廃れ、
祭りなどの行事に駆り出されることも
ほとんどありません。

無理なことを押しつけられることもありません。

人が少ないため、新しい住人は大切にしてもらえます。

村八分はあり得ません。

高齢者ばかりなので、
生活面でのお手伝いはしてあげなければいけませんが、
その分、感謝も大きくなります。

こちらからのお願いも聞き入れてもらえます。

人間関係が苦手で、
静かに健やかに暮らしていきたいと望むなら、
こうした集落をお奨めします。



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posted by 遊酔 at 15:24| Comment(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月21日

“いざこざ”を抱えて生きる、田舎の人たち。

田舎の人は結束が固い。

移住者が入り込む余地はない。

みんなが家族のように仲良く、
他から来た人は疎外感さえある。

そう思われているかもしれませんが、現実は違います。

小さな世界で生きている分、ちょっと問題が起こると、
生涯にわたって、恨んだり、恨まれたり。

繋がりが強いからこそ、「裏切られた」という思いは、
なかなか消えないのです。

田舎でよく起こる“いざこざ”と言えば……。

何より人の噂話が好きなので、狭い地域なのに、
人の悪口を言ってしまいます。

狭いので、誰々が悪口を言っていたという話も
すぐに本人に伝わります。

そして、お互いが険悪なムードに。

すると、そこからは
あることないことを吹聴してまわります。

本人同士のみならず、家族・親戚をも巻き込み、
代々仲の悪い家として、受け継がれていくのです。

また、よく聞くのは土地の境界問題。

「自分の土地はここまでだ」という主張が、
隣の所有者と食い違うのです。

親などから聞いていた境界線を
ハッキリとさせるために、杭を立てたりするので、
隣から文句が出ます。

言ってもやめないので、隣も勝手に杭を移動させます。

ここで、かなり揉めることになります。

田舎の人は、先祖代々の土地に対する執着が強いので、
暴力沙汰になることもあります。

他に、田畑の水の使い方でトラブルになることも
多々あります。

農業用の水は、その地域で管理していることが多く、
使い方にもルールがあります。

使う順番だったり、許可制だったり。

ところが、自分勝手な人が自分の田畑に
無断で水を入れたりすることがあります。

これを見つけた人が怒って、揉めることになります。

歳を取った人が多いせいか、素直に謝らないので、
問題は大きくなるのです。

その後は、ことあるごとに、
「勝手にやるなよ!」と言われ続け、
それもまた揉め事の原因となります。

このような問題がたくさんありますが、
狭い地域にいるため、
相手を完全に避けて生活することはできません。

顔を合わせることも多いので、
恨みつらみが再燃しやすいのです。
忘れられないのです。

田舎の人同士でも、
すべてが仲良くしているわけではありません。

一度こじれると、一生のわだかまりができます。

そんな世界に飛び込む勇気が、あなたにはありますか。



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posted by 遊酔 at 16:26| Comment(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする