2010年02月20日

パートナーは、田舎暮らしを賛成しているか?

田舎暮らしについてあれこれ書いてきましたが、
忘れている大きな問題を思い出しました。

「奥さんやだんなさんの気持ち」です。

たとえば、だんなさんが行きたいと思っても、
奥さんがイヤだと言ったら、それでおしまいなのです。
つまりパートナーの賛成無くして、
田舎暮らしはできないということです。

あなたは田舎暮らしを考えているのでしょうが、
パートナーの意見は聞きましたか。
嫁はんは自分について来るさ、
と勝手に思い込んでいませんか。

よ〜く確認しましょう。
自分が考えた答えと違う場合がよくあります。

そんな話をしたことも無かったけれど、
話してみたら、奥さんも同じような考えだった。

自然が好きそうなことを言っていたが、
田舎に入るのはイヤだ。

反対していたが、実際に田舎に入ってみたら、
奥さんの方が楽しんでいる、というような話も聞きます。

じっくり話し合って、
田舎暮らしができるかどうかをよ〜く考えましょう。
Iターンのつもりが、
都会へのUターンになってしまわないように。

私の場合、嫁はんとの話はついていましたが、
あらためて、田舎暮らしについて
インタビューをしてみましたので、ここにご紹介します。

■「田舎に行きたい」と言った時、どう思いましたか?
●「別にええんちゃう」

この感覚の人が一番田舎に入りやすいと私は思います。
憧れが強過ぎると、現実とのギャップでイヤになるし、
都会好きな人なら、その不便さや退屈感で反対します。
この“別に〜”と思う人は、心が広いわけでも、
理解があるわけでも無く「何も考えていない」のです。
楽しければいい、という考えなのです。
パートナーがこういう人なら、田舎暮らしは成功します。

■行くまでに不安は無かったですか?
●何も考えて無かった。

■田舎に来て、どうでしたか?
●遊ぶところが無〜い。

そうです。都会で遊びなれた人にとっては、
遊ぶところが無いのです。
自然遊びを勉強しなければならないのです。

■人付き合いについては?
●根本的に考え方が違う。
●みんな優しい。
●あれこれ気を遣ってくれる。
●いろいろ、してくれる。

■良かったことは?
●川でえび捕りができる。
●のんびりできる。
●せかせかしたところが無い。
●鳥の声・虫の声が近くで聞こえる。

■イヤなことは?
●すぐ人の噂話をする。若い人も。
●虫が多い。
●すずめバチやまむし、くま、
 いのししなどの危険が多い。
●子供が小さい時には、
 病院が近くに無いので不安だった。
●変わった食材が手に入らない。
●店が少なく、選択肢が無い。

■困ったことは?
●働き口が無い。
●給料が安い。

■田舎でやってみたいことは?
●川釣りはやっているので、海釣りに行きたい。
●パンやピザを焼くための石窯を作りたい。
●実の生る木をたくさん植えて、
 その実でジャムやケーキを作りたい。

■これからの夢は?
●自然災害が恐いので、移住したい。
●きれいな海の近くに移住したい。

いかがでしょうか?
最後の質問の答えに、「何だ、それは?」
と思われた方もいるでしょうが、
私も同じ考えなのです。

今の場所がイヤだと言うわけではありません。
子供の学校のことや病院のこと、
親のことなどを考えて、今の場所に決めたのですが、
終の住処とは思っていません。

もっと理想に近づくことができるなら、
そうしようと考えています。
気楽に考える方が、力まずに暮らして行けます。

パートナーと良く話し合い、
できるだけ心をひとつにして
田舎に入る方がうまく行きます。

反対されるようなら、
本やテレビなどをたくさん見せて、洗脳を試みましょう。
もしかしたら、田舎に“ハマって”しまうかもしれません。


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2010年02月12日

自分で仕事を作る。vol.2

うちから1時間ほど奥に入ったところに、
紙漉きをしているご夫婦がいます。
廃校になった校舎を借りて、
工房兼住居として使っています。

どちらかというと、芸術的作品を作られていますが、
日常使いの商品も作っています。

この方は、田舎暮らしの超ベテランなのですが、
モノ創りをしたい人たちをこの町に呼んで、
「芸術村」のようなものを作ろうと
頑張って来られました。
少しずつ人が集まり、そのまとめ役となられています。

私の町に、若い夫婦で陶芸をされている方がいます。
食器だけで無く、照明器具などにもチャレンジし、
さまざまな作品を生み出しています。

それで食べて行けているかどうかは知りません。
アーチストや作家になるのは、簡単ではありません。

私の町で、炭焼きの研修が始まりました。
「研修が終ったら、村に住み、炭焼きをする」
という条件で、研修は無料で行なわれています。

炭焼きをしながら、田舎暮らしができれば、
それは素晴しいことだと思います。
誰に気がねすることも無く、
自分のペースで生きて行けます。

しかし今、炭は外国産が多く輸入され、
町の炭も余っている状態です。
研修に来ている人たちが、独り立ちする頃には、
仕事があるのかどうか。

自然の中だけれど、人が来るような場所では無いところに
開店している「蕎麦屋さん」が、今流行っています。

不便な場所だからこそ、人々は行きたがるのです。
もちろん、美味しいという評判が無ければ行きませんが。

すぐには手に入らない苦労を人々は味わいたいのです。
それゆえに、食べた時の美味しさは、格別なのです。
本当に美味しいかどうかは別のような気がしますが。

「そば」というのは、私もそうですが、
“おっさん”がなぜか心ひかれ、打ちたがるようです。
そば打ち教室などは、おっさんだらけです。

リストラの多い今日では、好きだというだけで、
そちらの道へ進みたがる方も結構います。
まあ、本人の自由ですが、
自分の味覚のセンスをよ〜く考えてみましょう。

農家レストランはどうでしょう。
その土地のものを土地の料理法で提供するのです。

都会の人は、地元のものを欲します。
変わったものでも良いのです。

米の美味いところは、米にこだわり。
海の近くなら、魚介に。山の中なら、山菜や川魚。
しかも、地元の食べ方で。これが、成功する秘訣です。

その他にも、染め織りやハーブ関連、薫製づくり……
など、あらゆる可能性があります。

じっくりと計画を立て。しっかりと勉強して。
どっぷりと田舎に入り。のんびりと生きましょう。
たった一度の人生です。


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2010年02月04日

自分で仕事を作る。vol.1

地元のスーパーが潰れました。
たくさんのパートさんたちが困ってしまいました。
田舎では、もともと仕事がありませんから。
職業安定所に行っても、無いのです。

そこで、勤め先が無いなら、
自分で仕事を作ってみることを
考えてもいいかもしれません。

早く言えば、自営もしくはフリーランスですね。
そう簡単にはできませんが、考え方次第です。
どうせ勤めても給料は安いのですから。

成功の基準を低くしておけば、可能性はあるかも。
“暮らしていければ、それで良し”と。
都会でビジネスを始めるのとは意味が違います。

まずは、私の知っているIターン者・Uターン者の話から。

大都会から山奥の村へ移り、天然酵母のパン屋さんと
農業を同時に始めた家族がいます。

旦那さんは、元々コックさんでしたが、
パンづくりはまったくの素人。
どこかで修行したわけでもなく、
夫婦2人で一から勉強しました。

農業も同じ。失敗を繰り返しながら、
どうにか暮らせるようになっていったのです。

いまでは、パン屋の評判も良く、
遠くから買いに来るほどです。
私も食べましたが、非常に美味しかったです。

農業も同時に始めたことが、
生活する上で良かったのではないかと私は思います。
なにしろ野菜がタダで手に入りますから。
にわとりも飼っていてタマゴもタダ。

2つのことを同時にするのは、大変なことですが、
結果的には生活を助けることになっているのです。

収入を得る手段が2つあるのは、とても大きなことです。

このパン屋さんの近くに、
ドレッシングだけを作っている方がいます。
夫婦2人で手づくりしています。

1日にできる数は150本。
それがかえって評判を良くしているのかもしれません。

「美味しい」+「数が少ない」=
「付加価値」なのでしょう。
固定客+αで、すぐに売れてしまいます。

手づくりでは、今の数が限界だそうですが、
暮らして行くには十分なのでしょう。

食べ物を作るというのは非常に難しいことですが、
「美味しければ売れる」という現実があります。

もちろん宣伝も大切ですが、
口コミで広がっていくことも多いのです。
また、1つのモノに限定して手づくりする、
というのもインパクトがあります。

以前テレビで見たのですが、
食パンだけを作って
通販のみで売っているUターン者がいます。

余分な仕事を省いて、1つのことに集中するのも
付加価値を高める方法としてあります。

食パンなどは毎日食べるものですから、
美味しければ、注文が絶えることはありません。
食べる物を作る強みがここにあります。

私と同じように、
「木のおもちゃ」を作っている人がいます。
違うのは、観光地で喫茶店をやりながら
活動しているところです。

どちらが本業かは知りませんが、
「木のおもちゃ」がそれほど売れているとは思えません。

日本全国、「木のおもちゃ」を作っているだけで
生活できている人は、ほんのひと握りです。
木工に関する本を書いていたり、木工教室を開いたり、
別の仕事に勤めていたりです。

Iターン者には、家具を作っている人が結構いますが、
おもちゃよりは売れるものの、
安い家具が多くなった現在では、かなり苦しいようです。
奥さんも働くのが、不可欠となっています。

Iターン者で、野菜を作りたい、
牛を育てたいという方がいます。
こういう人は、受け入れ体制の整っている地域を
お奨めします。

後継者が少なく、産地としてはなんとかしなくては、
と支援してくれるところもあります。

たとえば、農地を貸してくれるとか、
研修しながらも給料がもらえるとか。
まずは、産地に問い合わせてみましょう。

田舎暮らし関連の本では、
よく「ペンション経営」が取り上げられていますが、
一番困難な仕事だと思います。
数多くの失敗を耳にします。

サービス業の大変さを知らない人が多い。
料理の勉強をしていない。憧ればかりが強い。
などなど、失敗の原因はたくさんあります。

それに、莫大な資金が必要。
その割に、客室が少なく、客単価も高くできない。
借金を返すことがムリとなる。

また、特長の無いペンションに客は来ない。
現在、人の来ているペンションは、
アウトドアやクラフトなどが体験できるところ、
料理がバツグンに美味しいところなどです。

雰囲気や場所だけでは、人は来ません。
最近、旅館・ホテルなどで広がっているのは、
「ペットと泊まれる」というところです。
これも大きな特長と言えます。

いろいろと難しい問題がありますが、
あきらめきれないほどの夢ならば、
がんばるしかありません。

思いつくまま書いてみましたが、
「仕事を作る」というのは、面白いことです。
やりたいことで暮らせるのが、一番幸せですからね。
みなさんもじっくり考えてみましょう。


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posted by 遊酔 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする