2010年01月30日

グリーンツーリズムは、仕事のチャンス。

みなさんは、グリーンツーリズムや体験型観光
という言葉を聞いたことはありますか。

グリーンツーリズムとは、
緑豊かな農山漁村の自然や生活、文化を
広く都市部の人々に開放し、
「ゆとり」や「やすらぎ」といった人間性豊かな余暇を
楽しんでもらおうというものです。

また体験型観光とは、同じ目的で、農業や林業、
漁業などを都市の人に体験してもらうことで、
田舎を知ってもらうと同時に、
遊びに来ていただこうという活動です。

私もそういった活動を行なう、
町の組織の委員に指名され、ほんの少しではありますが、
お手伝いしていたことがあります。

私がなぜ選ばれたかというと、木工をしているからです。
町にも木工業の方はいますが、製材や建材を作る方で、
私のように“変わったことをしている人”
ではないので、選ばれていません。

田舎では、自分の地域には無い
「もの」や「人」を望んでいます。

私の他に都会から来た人の中には、
森林インストラクターや
趣味で文楽人形の頭を作っている人がいます。

このような人は村にはいませんから、
メンバーに選ばれています。

その組織には、農業をしている人、村の歴史に詳しい人、
かづら細工や押し花をする人、
食生活改善グループの人
(こういうグループは全国にあります)、
宿泊施設の人などなど、
観光や地域の活性化に関係する人がいます。

いま体験型観光を推進していく中で、
必要な人材を集めたのです。

みなさんが田舎で何かを新たに始めるとしたら、
自分のやりたいことはもちろんですが、
移住したい土地には無いものを
選んでみてはどうでしょう。

定年退職された方なら、その技術によって、
まわりの人から注目され、
さまざまなことを頼まれたりして、
生き甲斐に繋がるかもしれません。

また、若い世代の方なら、
それが収入の手助けになるかもしれません。

体験型観光でよく見聞きするのは、木工や染色、機織り、
そば打ち、ソーセージづくり、陶芸……などですが、
まだまだ体験メニューは増やせると思います。

そういった技術を持って、
田舎へ入るのもいいかもしれません。

あるいは、地元の食材を使って、
地元の料理を供する「農家レストラン」も面白いですね。

都会の人は、田舎へ行けば、
その土地のものを食べたいものです。
しかし、田舎の人はそのことに
気づいていない場合が多いのです。

最近やっと気づくところが増えて来ましたが、
まだまだです。

私もさまざまな田舎を見て来ましたが、
郷土料理を食べた記憶はあまりありません。
実際無いのです。

観光客が多いところなのに、
どこにでもあるような○○定食やカレー、丼物を
出しているのです。
誰もそんなものは望んでいないのに。

作る手間を省こうとしているところが多いようです。
人が大勢来るから食べ物屋をすれば儲かるだろう、
という考えで、安易に作っているからです。

手間をかけずとも、
昔からその土地で食べられているものを
そのまま出せばいいと思うのですが。

私の町も同じです。自分の町の郷土料理を
見たことも食べたことも無いのです。

ほろほろ鳥の産地になっているのですが、
それは産業として始めたもので、
昔からあるものではありません。

しかし、それでもいいのです。
もっとほろほろ鳥の料理を研究して、
もっと外へアピールすれば、それが名物となるのです。

でも実際は、村が運営している食堂でも、
丼物やうどんにそのまま入れているだけ。
鳥の味はわかりますが、感動がありません。

他のメニューも業務用を使って、
パートのおばちゃんが作っているだけです。
これでは、客は増えません。

田舎で仕事を“作ってみる”のも楽しいかもしれません。
技術やお金の準備を
充分にしておかなければいけませんが。

なんか取り留めのない話でしたが、
仕事の参考になりましたでしょうか。
まあ、体験型観光が流行っていますよ、
というお話でした。


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posted by 遊酔 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

町内を一周してみたら……。

初夏に「町内一周の旅」をしたことがあります。
車でゆっくりじいちゃん走りをしながら、
景色や人を観察して来ました。

車をスタートさせて、まず気になったのが、
どうも最近崖が崩れて、
石が落ちていることが多いのです。

大地震の前兆かと不安になるのですが、
そうでもなさそうです。

少し上を見ると、穴を掘ったような痕跡があるのです。
たぶん、動物でしょう。
でも、何の動物が何のために掘っているのか
見当もつきません。
たぬきかサルか、イタチか……謎は深まるばかりです
(のちに、イノシシらしいことがわかりました)。

そこからしばらく走らせると、
軽トラックがあちらこちらに止めてあります。

田んぼには、人がたくさん。
じいちゃん、ばあちゃん、子どもたちの姿もあります。
田植えのシーズンなのです。
なかなか風情のある光景で、顔がほころんでしまいます。

またしばらく走ると、ゴルフ場の入口があります。
不景気で客が少なく、経営が苦しいそうです。

町への固定資産税もかなり滞納しているらしいのですが、
町内の人が40人ほど働いているため、
町もあまり強く言えないようです。

潰れると、その40人が困ることになります。
なにしろ働く場が少ないので、
町としても悩みの種なのです。

私個人としては、自然破壊をしているゴルフ場など、
潰れてしまえばいいと思っていますが、
知り合いも数人働いているため、
あまり大きな声では言えません。

だんだん奥に入って行きます。
小さいながらも英語の塾があります。
こんなところで子どもは来るのか。
近くの全員が入ったところでしれています。
不思議です。

美しい景色を眺めながら走っているのですが、
時々どうにかならないのかと思えるものがあります。

廃車置き場です。
自分も車に乗っているのであまり言えませんが、
決して気持ちいいものではありません。

少し奥まったところに置くとか、囲いを作るとか、
できないのでしょうか。

都会から来てくれた人が見たら、
がっかりすることでしょう。

町にたくさんの人が来るようにするには、
こういうところにも気を遣いたいものです。

鮎釣りの人たちの姿が多く見られます。
ウヱットスーツのような上下に、
ポケットいっぱいのベスト。
キャップをかぶって、似合わないサングラス
(曇りの日もしている、と思っていたら、
反射止めらしい)。

昔のような黒装束に編んだ笠
というような粋な姿はありません。
そんなことを求めても仕方がないのですが。

大きな屋根がたくさん見えて来ました。肉牛団地です。
私の家より上流に牛がいるのはいやなのですが、
後から移住したので仕方ありません。

牛の糞などから菌が土地に浸み込み、
川に流れ込んでいるかもしれないからです。
牛肉を食べているのに勝手な言い分です。

特にここは、狭くて清掃もできていないように
見えるので、なおさらです。
もうすぐ廃業するようですので、
正直ホッとしています。申し訳無いのですが。

川べりの地盤が弱い土地に建てられた別荘地に来ました。
かなり土地が低く、大雨の時には
浸かっているのではないかと思えるほどです。

ドアを封鎖して、
もう使っていないような建物もあります。

町もどうしてこんな土地に建築許可を出したのでしょう。
あまりにもいいかげんだ。
騙されて高い買い物をした人の身にもなってみろ、
と言いたい。
別荘を建てるほどお金を持っている人たちだから、
まあいいか。

ところが、そこに住んでいる人がいたのです。
2〜3軒だけですが、大丈夫でしょうか。
台風の時はどうしているのか。
他人事ながら、心配してしまいます。
みなさんも土地選びは慎重に。

細い山道(みんな山道ですが)を走っていると、
動物の姿が。私の車に驚いたサルが、道を横切り、
山を駆け登って行きました。

ちょっと登ったところで、
こちらの様子をうかがっています。
こちらも止まってしばらく見ていました。

どうやら1匹だけのようです。良かった。
人間もサルも集団になると何をするかわかりませんから。

最後に、通ったことのない道にチャレンジ。
行き先の案内標識が立っているので、
何も考えずに入って行きました。

ほんの入口までは舗装されているのですが、
すぐに地道になり、やがて“山を削っただけちゃうん”
というような道へと姿を変えました。

道をならした痕跡も無く、凸凹。岩も落ちている。
こんなところ、工事車両しか通ったことは
無いのではないかと思えます。

私の車は「軽」。しかも四駆ではない。
タイヤがパンクするのではないかという心配も。
引き返そうか、どうしようかと迷いつつも
ゆっくり走って行きました。

私は過去を振り返るのは嫌いです。
どこまで行っても道らしき道には出ません。ドキドキ。
崖崩れがいたるところで起きています。
どうしよう。行くしかない。

しばらくして、やっと舗装された道に辿り着きました。
やれやれ。

こんな道に、案内標識出すんじゃない。
都会から来た人は知らずに入って行くぞ。
責任者、出て来い。あっ町長か。知ってるぞ。

まあ、こんな感じで「町内一周の旅」は終りました。
疲れました。
でも、いろいろ発見できて楽しかったです。


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2010年01月18日

とにかく田舎の人は親切だ。

田舎の人の親切度をお話しましょう。

奥に入って行くほど、親切度は高まります。
私が最初にされた親切は……

「どんな人?」と最初に訪ねて来た人なのですが、
しばらくしてやって来て、
同じように移住して来た人を紹介する、と言うのです。

さっそく軽トラに乗せられ、
2軒ほどむりやり訪ねて行きました。

「連れになってやって欲しい」
「仲良くしてやって欲しい」と頼んでくれたのです。

誰も知り合いのいない土地で、
こんなことをしてくれるのは、
非常にありがたいことです。
紹介された方たちとは、
いまもお付き合いが続いています。

またその人は、うちが雑草をほったらかしにしていると、
刈払機(草刈機)を持って来て、
「使い方を教えるから、これで刈りな」と言うのです。

教えてもらって使ってみると、
それはそれは簡単に草が刈れるのです。あっという間。

補充用の燃料も持って来てくれ、
「しばらく貸してあげるから、刈りな」と
帰って行ったのです。
めいっぱい使わせていただきました、ありがたい。

またまたその人は、
私が仕事を探しているということを言うと、
地元の新聞にたまに載っているからと、
わざわざ持って来てくれます。
こんな人もいるんですね、田舎には。

私がスーパーでご一緒していた方は……

都会でひとり暮らしをしていた私の母親を
近くに呼び寄せようと、家を探していた時のこと。

その方に探していることをお話したところ、
あちらこちらと探し始めてくれたのです。
お休みの日にご主人まで連れ出し、
わざわざその物件まで連れて行ってくれたのです。

1軒だめなら、2軒、3軒と探してくれました。
誰がそんなことをしてくれるでしょうか。
物件を断わっても、イヤな顔ひとつせず、
「また探しときます」と言ってくれるのです。

本当に田舎の人の親切さが身にしみました。
都会にこんな「人とのふれあい」があるでしょうか。
逆に都会だと不審に思われ、人が離れて行きます。

息子の同級生のお母さんは……

息子がある日、行方不明に。
工事現場の人の携帯電話を借りて
電話をして来たものの、
どこの現場かを言わずに切ってしまったのです。
バカ息子!

嫁はんと2人であちらこちらを探している時、
息子の姿を見なかったかを聞いた同級生のお母さんが、
私たちには何も言わずに、
バイクで走りまわっていてくれたのです。

幸い息子は見つかり、
帰ろうとしている時にその方と出会い、
探してくれていたことを知ったのです。
会わなければ、お礼も言わないところでした。
ありがとうございました。

都会だと、お節介だと言われることが
多いかもしれませんが、それが田舎なのです。

それをありがたいと思える人でないと、
田舎では暮らせません。
たまに行き過ぎていて、
“うっとうしい”というようなこともありますが、
それは、大らかな気持ちで受け止めなければいけません。

人の畑のことを、ああしろ、こうしろと
言って来る人もいます。
「ほっといてくれ」と言いたくなる時もありますが、
それはその人たちの親切心なのです。

都会から来て何も知らないだろうからと
教えてくれているのです。
その場は、素直に聞いておきましょう。

実際にその通りにする必要はありません。
自分の意思は貫きましょう。
それが健やかに暮らしていく方法です。
素直に聞いて、納得できないことは、聞き流すのです。


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