2009年09月15日

人付き合いが、最大の問題。

“田舎への入り方”をちょっと書いてみましょう。

「うちは、付き合いなどいらんわい」という方は、
何も気にせず、引っ越しましょう。
そうでない方には、ちょっとアドバイス。

まず、引っ越してからすることは、
第一に地区の「長」へのごあいさつ。
これを忘れることはできません。

田舎は第一印象で噂話が広がります。
家族全員で、笑顔を忘れず、
菓子折りなどを手渡すことが大切です。

それだけで「感じのいい人や」となり、
お付き合いがしやすくなります。

「家族の自己紹介新聞」などというものを
作ってもいいかもしれません。
家族構成・出身地・前住所・趣味などを
書いて渡しておけば、
後で根掘り葉掘り聞かれることも少なくなります。

また、相手も警戒せずに
親しみを持ってくれることでしょう。

私など、自分の地区より隣の地区の方が近いので、
そちらの区長にもごあいさつに行きました。
そのせいかどうかはわかりませんが、
隣の地区の人たちが親切にしてくれます。

次に、隣近所へのごあいさつ。
後先が逆ではないか? と思われる方もいるでしょうが、
田舎では区の長という存在が大きいのです。
長を立てることで、いろいろと面倒を見てくれるのです。

それと、道で人と出会ったら、
笑顔で“こんにちは”です。

話しかけて来ます。それで親しくなっていきます。
うちなどは、そのあいさつだけで、
どれほどの野菜をいただいたことか。
初めて会った人が野菜をくれるのです。
非常にうれしいことです。

それからは、笑顔であいさつを忘れません。
なんか浅ましいですが。

引っ越しで面倒なことに、
役場関係の手続きがありますが、ここでも笑顔です。

役場だから事務的でいい、と思わず、
にっこり話しましょう。
そして、町や村のことで知りたいことなどを
聞いてみましょう。

私はまず、区長の家を尋ねました。
親切に教えてくれましたよ、役場にしては。
少しでも話をすると、すぐに顔を覚えてくれ、
次からは名前を言わなくても、わかってくれます。

知っているというだけで、
ある程度信用してくれるのです。
また、役場で働いている人が、
近所の人だったりするので、
やっぱり笑顔は必要なのです。

田舎では、知らない顔がうろうろしていると、
上から下まで睨みつけるように見ていきます。
怪しいやつだ、と。

そんなことの無いように、「自己紹介新聞」には、
顔写真を入れるのもいいかもしれません。

私など、木工をしていることで
地元の新聞に載ったのですが、
それからは「木工をしている……」というと、
「ああ、あの人」となり、
笑顔の会話が生まれるのです。

田舎では、目立つことも生きやすさのひとつなのです。
目立ち過ぎると、お付き合いが忙しくなり、大変ですが。

あと、最初のうちは“散歩”をしましょう。
せっかく自然の中に来たのだから、
美味しい空気を吸って、
心と身体のリフレッシュをしましょう。

というのは、建て前です。
最初のうちは、と書いたのにも理由があります。

やはり、これもお付き合いのひとつなのです。
知らない人も「笑顔であいさつ」すれば、
もう知り合いです。

田舎ですから、またすぐに出会うことがあります。
田舎では、「知っている人」は、
よそ者ではありません。
自分たちの町や村の人なのです。

最初に印象が悪いと、仲間になるのが難しくなります。
すでに、噂は広がっています。
本人にそのつもりは無くても、笑顔を忘れ、
冷たい感じで接してしまったら、
にこりともしない人→冷たそうな人→感じの悪い人
→性格の悪い人→付き合いたくない人
→出て行ってほしい人、となってしまいます。

本当にあっという間です。
その方が“煩わしくなくていいや”と思われる方は、
そうしてください。

でも、それでは淋しい感じがしますよね。
ずっと暮らしていく場所だとすれば……。
みなさん、気をつけましょう。

人付き合いの苦手な私たちでさえ、
やっぱり付き合いは必要だと思っています
。誰にも相手にされないのは、いやですからね。


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2009年09月10日

水道・光熱、交際費は、どれくらいかかる?

まず、都会と違うものは何かと考えると
……プロパンガスです。
これにはびっくり。

地域によっても違うのですが、
私はガス屋さんに文句を言いました。
あまりに高いので。

うちの場合、電気温水器を使い、
3ヵ所給湯にしているため、ガスは台所のコンロだけ。
なのに、ひと月3000円以上かかるのです。

基本料金が3000円を超えているのです。
使っているガスは数百円。

うち一軒が文句を言ったところで
料金は安くなりませんでした。
これでは、カセットコンロの方が
安くつくのではないかと思います。

どうせ高い基本料金を払うのなら、
お風呂は、湯沸かし器の方が良かったのかも。

手間を惜しまなければ、薪のお風呂はタダになります。

灯油のお風呂は、ガスより少し安いのですが、
風呂の釜を傷めやすいと聞きました。
(確実な情報ではありません)

プロパンガスは、
もっと僻地だともっと高いかもしれません。
ほんとにバカらしい。

次に水道です。
これはほんとに地域によってバラバラですので、
何とも言えないところですが、
水の豊かな土地で、人口がある程度多いところは、
安くなっているようです。

うちの町は「水」に関しては、不便なところなので、
高くついていると思います。
町の簡易水道で、ひと月2〜3000円かかります。
地区で水を引いているところで、1500〜2000円。

うちは、水道が引かれるまで、
4軒だけで山水を引いていて、
自分たちで取り決めた金額が、2500円。

しかしそれは、タンクやパイプなどが
壊れた場合の修理代として積み立てているだけです。
水はタダですから。

しかし、水を家に引くためのポンプの電気代が
ほんの少しと、消毒用の塩素が
1年で1500円くらいかかります。

ポンプや消毒の機械などが故障した場合にも
お金が必要です。

普通の水道だと、文句を言えば直してくれますが、
自分たちで管理していたら、そうはいきません。

電気は、都会と変わらないのですが、
夜ふかししなくなるので、節約はできるでしょう。

新聞は、夕刊がないので、3007円です。

国民年金は全国同じですし、
健康保険は個人の収入によります。
ただ、田舎では収入自体が少なくなるので、
保険は安くなります。

電話代は、都会の友だちに連絡すると高くなります。
やっぱり。
いまは、いろいろ割引サービスがあり、
かなり安くなりましたが。

交通費は、高くなるでしょう。
私がスーパーに勤めていた時には、
ガソリン代がすごかったですね。
軽自動車でひと月7000円かかりました。
田舎の会社は、交通費を出さないところが多いのです。
仕事が無いので、足元を見ている。ひどい話です。

バスは高くて乗れません。これも地域差がありますが。
うちが、大きなスーパーのある町まで行く場合、
40分ほど走って、片道750円。往復1500円。
都会で電車に乗ったら、
ちょっとした旅行気分を味わえます。

テレビのこともあります。
アンテナを立てても見えません、山の中では。
地区ごとの共同アンテナに加入して、
管理費として年間数千円払います。

ただ、うちの近くの集落では加入するのに、
20万円取られます。

うちは、何年かは衛星放送だけだけにしていました。
そうです、地上波を見ていなかったのです。

最近になって、ケーブルテレビが引かれたので、
普通に見ることができるようになりました。

そして最後に、交際費。
私の町の話ですので、やはり地域差をお忘れなく。

まず自治会費ですが、うちは年間4000円。
これは町でも安い方です。
6〜7000円のところもあります。

また、寄付金もあります。
歳末助け合い・花火大会・赤い羽根・
社会福祉協議会などです。
だいたいひとつの項目に500〜1000円です。
貧乏なうちには、非常に痛い。
そうそう、子どもがいると学校以外にも
母親の集まりなどにお金がかかります。

あと、これはその地区に
どれだけ入り込むかによりますが、
神社・寺との関わりによって、
その修理などに大きなお金が必要になります。
数万円から数十万円です。

うちは地区と離れている上、
現在の行政上の地区と昔からの古い地区で
自治会の運営を分けているので、関わりはありません。

また、お祭りの時の世話役となった家では、
大金が必要です。
酒だ、めしだ、お菓子だ……すべてその家が持つのです。
これも地区ごとに違うようですが。

うちの地区ではありませんが、その役となった家では、
数十万円かかるというのを聞いたことがあります。
深く関わると大変です。

私は、町の人との付き合いは
「着かず離れず」が良いと考えています。
人というより、地区との付き合いですね。
特定の仲の良い人もいますから。

いかがですか? 田舎はお金がかかるのです。
その分、遊びにかかるお金は少なくなりますが。
だって、お金のかかる遊び場がないのですから。


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2009年09月07日

仕事のことを第一に考える。

さて、土地や家が決まってきたら、
生活のことを考える必要があります。

まずは、仕事。
年金生活で田舎へ、という方は心配ないのですが、
そうではない方の「仕事探し」が問題です。

ハッキリ言って、ありません。
というと、田舎へは行けないと思われるでしょうが、
極端に少なく、賃金がすごく安い、という意味です。

まず、仕事を選ぶことはムズかしい。
今から、何でもできる体力づくりをしておきましょう。

ガテン系の仕事なら、まあまあの給料で、
求人もそこそこあります。
ただ、週休2日など、考えるだけムダです。
祝日だって働いている人は多いのです。
祝日くらい休めよ、と言いたい。

事務系の仕事は、とにかく安い。
都会で経理や総務、人事などにいた方は、
覚悟が必要です。

給料は、いまの半分以下かもしれません。
ある程度の年齢の方なら、
3分の1くらいになったりします。

休みなどを考えて計算してみると、
パートでフルタイム働いた方が
給料は高い場合が多いのです。
本当です。多少地域差もありますが。

専門の技術を持っている人なら、
給料は少し高くなります。
でも、休みは少ない。

都会的感覚で、徐々に週休2日に移行しているとか、
労働時間は週40時間に、などと考えていると、
とんでもないイラ立ちを覚えます。
そんな会社を探すのは困難です。

水道・電気・建築などの分野の有資格者は、
仕事探しが少し楽になります。

SOHOでできる仕事を持っているという方も、
安心してはいけません。
都会でSOHOができていても、
打ち合わせなどにすぐに行けるから、
仕事がもらえていたのかもしれないからです。

すぐに来て欲しいと言われても行けないので、
徐々にお声がかからなくなってきます。
ものすごく仕事ができる、という方なら大丈夫ですが。

観光地が近くにあるなら、その施設での仕事はあります。
でも、やっぱり安い。土日も休めないし。

いずれの場合にせよ、収入が減ることは確かです。
いまの生活レベルを田舎へそのまま持って行くことは、
あきらめてください。
そのかわり、
自然の恵みを手に入れることができるのですから。

ここで加えておきますが、
就職情報誌やアルバイトニュースはありませんよ。
すべて、職業安定所かコネで探すことになります。

収入が減る上に物価が高いことも書いておきましょう。

田舎のスーパーや商店では、
あまり競争が無いので物が高い。
野菜は安いでしょう、と言われることがありますが、
都会のスーパーの方が、安売りしています。

昔なら、その土地でたくさん採れる物は
安かったのでしょうが、流通の発達した現在では、
すぐに都会へ流出してしまいます。

食品以外でも、都会のような激安店はありません。
生活は苦しくなる一方です。
やはり、都会での生活の“何か”を捨てて
行くしか無いのです。

他に得るものの大きさを考えると、
そのくらいは大したことありません。

田舎へ行く前に「手に職をつける」「体力をつける」
ことを考えましょう。
移住してからでもなんとかなりますが、
なるべくシンドイことは避けましょう。
面倒なことは捨てて、遊ぶ時間に使いましょう。


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