2009年09月29日

集落の決まり事を知っておく。

ちょっと気の重くなるようなことをお話ししましょう。

うちの近くの方が亡くなられた時の話です。
この方も移住されて来たのですが、
隣の集落の方々ととても仲良くされていて、
釣り仲間がいたり、畑を借りたりして、
毎日を楽しく過ごしていました。

ところが急に病いとなり、
入院して4ヵ月で亡くなってしまいました。
その時から、気の重くなる出来事が
次々と起こったのです。

その方が亡くなる前に
「葬儀は隣の集落の友人に頼んでくれ」
と言っていたそうです。
そして亡くなり、友人に頼んだことから、
大きな問題が起こりました。

ご遺体を病院から自宅へ連れて帰った時には、
すでに葬儀の段取りが話し合われていたのです。
友人から数人の仲間に連絡が行き、そうなったのです。

私もその時点からお手伝いに参加したのですが、
どうもいろんな場面で違和感があるのです。
何か変なのです。

その原因のひとつは、
亡くなられた方の集落ではない隣の集落の人が
お世話をしていることにありました。

本来なら、自分の集落の区長に連絡し、段取りを組み、
話が進むのですが、それを無視して、
隣の集落の方々が進めてしまったのです。

区長さんたちにとっては、納得できません。
なにしろ田舎ですから、そういうことには敏感なのです。

友人たちの間でそんな話が出ていたので、
違和感があったのです。

友人たちは、釣り仲間で送ってやりたい
という気持ちが先に立ち、
田舎の慣習を無視してしまうことになったのです。

まったく関係のない人たちからも、
うるさいくらいの意見というか、
文句というかがあったようです。

私などは、どうでもいいじゃないか、
と思うのですが、田舎ではそうはいかないようです。
ハッキリ言って、イヤなところです。

何とか葬儀となり、友人・知人が集まって来たのですが、
自分の集落の人の姿があまりありませんでした。
どうして、そんなことにこだわり、
ちゃんと見送ってやれないんだと、腹が立ってきました。

来た人でも、葬儀が始まるまではみんなから離れて、
隠れるようにして待っているのです。
隣どうしの集落の人なのに、話もしないのです。
同じ村の人だろ、とまたまた腹の立つ私でした。

そんなこんなも終り、ちょっと落ち着いて来たところに、
同じ集落の人がやって来て、
なんと、お参り方々文句を言ったそうです。
なんという人たちなんだ。
奥さんをそっとしといてやれよ。

そして、夏。初盆の“儀式”が行われました。
私たち都会から来た人間にとっては、
見たこともない儀式です。
古い風習ですから、田舎へ行けば、
どこでも似たようなことはあると思います。

竹を切って来て、亡くなられた方をお迎えする
小さな家のようなものを作るのです。
屋根は桧の葉を使います。
文字を書いたお札のようなものを奉り、お供えをして、
手前には水が置かれています。

お参りする時は、水を桧の葉につけ、
3回お札にかけて、手を合わせます。
そして、仏壇へ。そんな儀式が行われました。

そこで、問題がまた発覚しました。
まず、奥さんは「そんなことは見たこともないし、
知らないから、やりません」と
お寺に言っていたにもかかわらず、
隣の集落の人たちによって、
着々と準備が進められたのです。

それはないだろ、どうして家族の意見を尊重しないのか。
まあ、田舎だから仕方がないと百歩譲っても、
もっとすごい事実を聞いたのです。

なんと、亡くなられた方は「神道」だったのですが、
行われた葬儀は、地元の仏教式でした。
亡くなられて、家族の気が動転している時に、
葬儀の段取りも組まれ、
次々と事が運んでしまったのです。

奥さんは家族・親族と相談し、
もう止めるわけにもいかないので、
村の人にお願いしたのです。

ひと言、宗派を聞いてくれていたら、
こんな間違いは起こらなかったのです。

私の集落では、こうした風習が薄れつつあるので、
私にもしもの事があれば、嫁はんに「葬儀はしない」
とハッキリと言ってもらうつもりです。
私は信仰心もありませんし。

それにしても困ったもんです。
友人たちは善かれと思ってやった事でも、
家族にとっては……。

亡くなられてから、心配三分、興味七分で、
奥さんの様子を見に来る人もいるようです。

長く居座って、うだうだと話を聞こうとするのです。
イヤだね〜。
奥さんは、ご主人が亡くなられた当初、
都会へ帰ろうかと考えたそうです。
わかるような気がします。
田舎のイヤなところを一度に見てしまったのですから。

ここで一句。

気をつけよう。亡くなる前は、宗派をひと言。

さあ、気が重くなったでしょう。
ここでみなさんが気をつけることは、自分の考えは、
嫌われてでも、ハッキリ言っておくことです。
それが、イヤなことから逃れられる手段です。

気合いを入れて、田舎へ入ろう。


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2009年09月25日

野菜づくりは、地域のプロに聞く。

さて、野菜づくりです。といっても、私は素人ですので、
経験上知っていることだけを書いてみます。

まずは、種や苗を植える時期を間違えてはいけません。
1年中温度差の少ない地域なら、多少は大丈夫です。
また、作物によっては1年中できるものもあります。

私は最初「野菜づくり入門」
などという本を一生懸命に読み、
それを実践しようとして失敗しました。
北海道と沖縄で、一冊の本に書かれていることが、
同じように通用するはずはありません。

市販されているほとんどの本が、
地域別の作り方など書いていません。
その土地に合った作物の種類を、土地に合った時期に、
その土地の方法で作るのが一番良いのです。

では、どうすればいいのか。
地域のプロに聞きましょう。それが早い。

私は意固地なのか、
人に教えられることがあまり好きではないので、
自分勝手なやり方で作っています。
だから、ダメなんでしょうね。

ただ、有機栽培をするなら、
ご近所の人に聞いても難しいでしょう。
だいたいが、農薬や化学肥料を使っています。
有機栽培をしている農家を探すか、
独学で勉強してみましょう。
それもまた楽しいことでしょう。

薬を使わないのは、本当に大変です。
病気になったり、虫退治に時間がかかります。

春先に植えたキャベツなど、
青虫がい〜〜〜っぱいです。
毎日毎日、捕っても捕っても出て来ます。

炭を作る時にできる「木酢液」
というものを霧吹きで吹いたり、
近くにとうがらしを植えたりする方法もありますが、
私のやった限りでは、効果がありませんでした。

雑草も抜かずに、自然のままの姿で作物を育てる
「自然農法」というやり方もあるのですが、
小さな土地しかないうちの畑では、
作物のできる効率が悪くなるので、やっていません。

本当はこの方法を試してみたいのですが。
本来の野菜の姿だと思うのです。

もともと野生の種類は、
現代の美味しい野菜より癖が強いかわりに、
生命力も強かったはずです。
虫などに負けなかったのです。

また、雑草が多いと、
虫も野菜ばかりにはつかないのです。
被害は少ないのです。
でも、私にはできない。いろいろ試せる土地が欲しい。

話は変わりますが、
野菜の作り過ぎには注意しましょう。

最初のうちは、ちゃんとできるかが不安なことと、
1つの苗にどれくらいの作物が
実をつけるかがわからないことから、
つい多く作ってしまいます。

うちなどはその結果、毎日キャベツ、毎日トマト、
キュウリ、インゲン……となり、
つらい思いをしました。
面白いですけどね。

じゃがいもやサツマイモ、カボチャなどは、
ずっと置いておけるので、たくさん作ってもいいですが。
苗の数は、ほどほどにしましょう。

それと私は、種を植えて出てきた芽を
間引くということができません。
どうにももったいないと思ってしまうので、
ついつい植え替えてしまうのです。

すると、「できすぎ」
「他のものを植える土地がなくなる」
といったことになります。
よ〜く考えて作りましょう。

農協やホームセンター、種苗屋さんなどで、
病気に強い種類や育てやすいものの種を
売っていますので、そちらを選びましょう。

植える時期は、種の袋に書かれています。
だいたいの地域ごとに。
作り方も簡単に書かれています。
まずはここから始めましょう。

あとは慣れてくるにつれて、
自分なりの作り方ができてくるでしょう。

まわりの人が「消毒をしろ」とか
「化学肥料を入れろ」とか言って来たら、
『有機農法をやりたい』とはっきりと優しく
説明しておきましょう。
でないと、いつまでも言われます。

食べられるだけでいい、という方は、
ご近所の意見を聞いてください。

田舎暮らしがしたい、と考えているみなさんは、
少なからず環境や無農薬といったことに
関心を持っておられると思いますので、
最初にちゃんと意思表示をしておくことが大切です。

まだまだ野菜づくりでは苦労があるのですが、
それは、みなさんが一度経験してみてください。
それに、私も畑づくりの修行中ですので、
あまりわかっていません。
まだまだ、勉強です。


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2009年09月20日

すぐに畑を作りましょう。

さて、田舎へ引っ越したと仮定して、
何をすべきかを書いてみましょう。

区長やご近所へのあいさつが済み、
ざっと家の後片付けも終ったとして。

畑づくりの準備をしましょう。
田舎へ来て、土地があるのに野菜を作らないのは、
非常に“もったいない”ことです。

野菜がタダで食べられる、というだけではなく、
楽しい趣味がひとつ増えるのです。
収穫の喜びを味わうことができます。
それはそれは、美味しい野菜が食べられます。
といっても気分の問題ですが。

プロが何十年も作り続けてきた「売り物」には、
なかなか勝てません。
でも、自分で育てたという感動が、
美味しさを3倍にも4倍にもしてくれます。

なぜ、最初に畑づくりかと言うと、
野菜ができるまでには、時間がかかるからです。
早めに用意しておけば、田舎に落ち着いてきた頃に、
自家製の野菜を食べられます。

さて、畑を作るには、まず土づくりからです。
という私ですが、この作業を怠けたばかりに、
土が悪く、なかなかうまく育ちません。
やっぱり最初が肝心です。

もともと畑があった場所なら、
土はほぼ大丈夫でしょう。
耕して、肥料などを入れておけば、
すぐにでも野菜は作れます。

問題は、そうではない土地です。うちもそうでした。
そのまま地面を掘っても、大きな石だらけで、
その石を除けば、
地面が下がってしまいそうなくらいです。

これでは、北海道やブラジルへ渡った
開拓民のような苦労をしなければなりません。
さりとて、畑の土など、もらえるところはありません。

都会のベランダで作るプランター菜園のように、
ホームセンターで土を買ったりしたら、
何十万円かかるかわかりません。

そこで、知り合いのツテを頼り、土木会社に、
山を削った土砂を運んでもらうことにしました。

やって来ました、ダンプ2台。
ちょっと石が多いのですが、文句は言えません。

どうせ捨てに行くのだから、お金はいらない。
と言われたのですが、そうはいきません。
昼飯代にと5000円を渡しました。
なにしろ、三人のおじさんたちが
運んでくれたのですから。
ビールの1本も付けないと。
正規に頼んだら、もっと高いはずです。
いや〜助かりました。

ここからが大変です。
石を取り除いて、畑のカタチにするのですから。

でも、私たちはここで手を抜いてしまったのです。
すごく大きな石は取ったのですが、
あとはそのままにしたのです。

本当は土をフルイにかけ、
石を取り除かなければいけません。
でないと、種を蒔いても、石が障害になって、
ちゃんと成長しない作物がでてきます。

それでも、たかだか7〜8坪の畑を作るのに、
嫁はんと2人で何日かかったでしょうか。
まさに開拓しているようでした。

とりあえずのカタチになった頃には、
種を蒔く時期は過ぎていました。
あきらめの悪い私は、できるかもしれないと思い、
種を蒔いてみました。
やっぱり、だめでした。そんなに甘くはありません。

土を作るには、堆肥や腐葉土、牛糞、鶏糞、油かす、
といったものを混ぜ込んでおく必要があります。

牛糞、鶏糞、油かすなどは、
そんなにたくさん使わなくてもいいので、
地元の農協やホームセンターで買っても
高くはありません。

でも、堆肥や腐葉土は
たくさん混ぜ込む必要がありますので、
自分で準備をしましょう。

では、どうするか。
堆肥づくりには、「コンポスト」を使ってください。

土に少しだけ埋めた、ごみ箱のような形のもので、
生ごみを入れておけば、
発酵して堆肥が勝手にできるものです。
たまに、土や発酵促進剤を入れて混ぜておくだけです。

ただ、すぐにはできません。
いっぱいできるには、数ヵ月かかります。
最近は、電気を使った「生ごみ処理機」が
発売されていますが、6〜7万円はします。
1〜2日で堆肥ができるようです。
お金のある方は、こちらをどうぞ。

土地のたくさんある方は、
生ごみをそのまま土に埋めておけば、
すぐに分解されて、いい土になってきます。
順に場所を変えていけばいいのです。

次に腐葉土です。
秋になって、枯れ葉がいやというほど落ちていたら、
それを集めて1箇所に置いておけばいいだけです。
簡単な囲いでも作って、そこに積み重ねていけば、
下の方から除々に腐葉土ができてきます。
たまに上と下をかき混ぜます。
1〜2ヵ月で使えると思います。

また、森の中に入って、
地面に積み重なっている葉っぱを
取って来てもいいです。すでに腐葉土です。
この方が簡単です。

こうした堆肥や腐葉土をたまに土に混ぜておけば、
栄養のある畑の土ができます。
これで、元気な野菜が食べられます。

うちは、最初の手抜きのために、いまだに土が悪く、
作物のできはあまり良くありません。
でも、植物は強いので、
なんとか食べられるものはできます。
最初からやり直そうかと思っていますが、
いつになるやら。

田舎暮らしには、体力が必要です。
まあ、田舎の人はムリをせず、
こちらがイライラするほど、のんびりしていますけど。


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posted by 遊酔 at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする