2009年08月16日

田舎の良さを知ると……

田舎は、自然がいっぱい。自然の中にいると、
キレイな空気と景色とフィトンチッドで心が洗われます。

都会の空気と雑踏で汚れた心を
さっぱりと洗い流してくれます。

アウトドアのブームで、
自然の中に入ったことのある人なら、
すこしはその気分を味わったことでしょう。

しかし、1、2日いたところで自然の良さ、
言い替えれば、自然が人間に与える力のすごさを
理解することはできません。

人間本来の姿というのか、
自然と共に生きて来た動物としての
本能が目覚めるのです。

なんて書くと、すこし大袈裟かもしれませんが、
生き方さえ変えてくれるような気持ちになるのです。

田舎で暮らす一番の良い点は、これかもしれません。
このために、私も田舎に来たような気がします。

ただ、”都会に疲れたから田舎へ“という考えでは、
生きて行くことさえムリです。
田舎だって、疲れることはたくさんあります。

都会では、自分の存在が
とてつもなく小さく見えるのです。
あまりにも人が多く、時間に追われ、
生きるために働かなければいけません。
毎日疲れて帰って、寝るだけ。

元気を出して、休日に遊びに行っても、
人ごみでまた疲れる。
この繰り返しでは、
心が汚れていくのもムリはありません。

田舎では、生きることそのものが仕事なのです。
窓の外を見ても自然。外に出ても自然。
車ですこし走っても自然なのです。
自分が自然の中にずっと存在しているのです。

いやでも四季を肌で感じます。
春になれば、家のまわりは雑草だらけで、
これを抜かなければならない。

ムカデが出て来るので、これも退治。
アリは家の中の甘いものを狙って行列する。
アリに噛まれるととっても痛い。

夏は、虫だらけ。
手足は蚊に噛まれた痕がいっぱい。
草で手足を切ってしまうことも。

畑を作っていれば、草引きをしないといけないし。
ムシ捕りなど毎日のよう。
秋になれば、枯れ葉で庭が埋もれてしまうほど。
雨どいもつまります。

枯れ葉で焼きいもを……
などと言ってはいられないほどの量です。

冬は寒い。と言っても、地域差がありますが、
山の中はとんでもなく寒いのです。

などなど、本当に大変です。
でも、それが本来の暮らしなのではないでしょうか。
そんな風に思えるようになったのも、
自然の力だと感じています。

こんなことが肌に合わず、
都会へ戻っていく人も少なくありません。
それは、見た目だけで田舎に憧れたからです。
私もそのひとりでした。

テレビドラマの「大草原の小さな家」を見て、
自給自足の生活がしたい、
などと漠然と夢を見ていたのです。

田舎に来てわかったのですが、
自給自足などとんでもない話です。
絶対にできません。

時代が違う、と言ってしまってはそれまでですが、
世の中が、そんなことを受け入れてくれないのです。

もし家を借りたら、賃貸料がいります。
自分で土地を買って家を建てても、固定資産税という、
わけのわからないお金を取られます。

健康保険も年金も結構な金額になります。

子どもがいれば、学校にもお金が……。
そのお金はどこから生み出すのでしょう。
勤めるか、自営で稼ぐのです。

もし、食べる物だけでも自給できたとしても、
いまの世の中、お金です。
夢を壊すような言い方ですが。

まあ、食べ物もすべて自給はムリでしょう。
都会にいて、美味しい物を知っている舌は、
野菜や釣った魚だけでは満足してくれませんから。

確かに自分で作った野菜は美味しいのですが、
そればかりを食べているわけにはいきません。

アメリカ・ペンシルバニアの
ダッチカントリーというところに、
「アーミッシュ」と呼ばれる人たちが
生活しているのをご存じですか。

もとはドイツからの移民なのですが。
彼らの一部は、ほぼ自給自足なのです。
電気を使わず、家畜を飼い、畑を作り、
みんなで助け合いながら暮らしています。

しかし、そんな彼らでさえ、
家畜や作物をお金に換えて、
必要な物を手に入れています。

でも、みなさんが理想とする田舎暮らしの姿に
一番近いものだと思います。
一度、本でも読んでみてください。


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posted by 遊酔 at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 真実の田舎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする