2009年08月31日

家を決める際のチェックポイントは?

電気・ガス・水道。
この基本形をまず疑ってみましょう。

都会に住んでいたら、
あって当り前のことが、田舎では??

ここだと決めた土地に電柱があるかどうか?
これは、大丈夫です。
その家より半径1キロメートル以内に電柱があれば、
電力会社が無料でひいてくれます。
無くても1メートルごとに
幾らかのお金を払えばいいだけです。

次にガス。これは、当然プロパンです。
ちょっと恐いと思われる方もいるでしょうが、
薪だけで生活するわけにはいきませんから、
あきらめましょう。

最近はオール電化住宅もありますが、
田舎ではいまだに停電がありますので、どうでしょうか。
都会では無くなってきたでしょ。

そして、水道。これが問題です。
特に山奥では、良くて簡易水道や井戸水、山の涌き水。
その他は、川や谷の水をとってろ過する方法もしくは、
山の上の方に池を作って、
そこに溜まった水を使う方法です。

衛生的かどうかなど考えていては、生きて行けません。

私のところはというと、
山に浸み込んだ水や雨水が流れ出すところから
パイプをひいて、一旦タンクに溜めます。

そこから、電動式ポンプで水をとります。
そして、「除鉄器」という名のろ過器を通り、
「滅菌器」という名の消毒装置から出てくる
塩素を注入し、蛇口へとやって来ます。

仕組としては、都会の水道とさほど変わりません。
ここまでしても水をそのまま飲むことはできず、
煮沸してから飲んでいます。
水のことはよ〜くチェックしておきましょう。
水が無くては、生活できません。
(現在は水道が引かれ、便利になりました)

もし、古い家を借りたりする場合に
井戸があったとしても、
専門の人に調べてもらってください。

枯れていないか。また、将来的にはどうか。
水質、水量はどうか。
山や川の水は、水質も大切ですが、
雨や台風の時に濁りや泥が混じったりするので、
管理が大変です。

村などが運営している簡易水道の場合は、
その規模によっては水量が不足する場合があります。

池の水をひいている場合は、
健康な身体づくりに重点を置いてください。

建築会社が作った住宅だから水道は大丈夫だ、
と思うのも危険です。
特に別荘地は注意してください。
水が出なくなった、というような話をよく聞きます。

売るだけ売ったら知らん顔、ということが多いようです。
怒られるかもしれませんが、本当にある話です。
たまにしか来ないから大丈夫だろう、
と安易に考えているのです。

さて、3つをクリアしたら、次はトイレです。
水洗便所で、下水を通って……
などということは田舎にはありません。

まずは、昔ながらのぼっとん便所。
ちょっと進化して、簡易水洗。
これは、少量の水で流して、汲み取り方式。

さらに進化して、単独浄化槽。
これは、トイレの排泄物をタンクに溜め、
バクテリアで分解して、外に捨てるもの。

加えて、生活排水もいっしょに分解してくれるのが
合併浄化槽です。
今、この方式を全国の田舎で推奨しています。

生活排水など、田舎ではだいたいたれ流しですから、
環境にいいわけありません。

うちは合併です。金額は高いのですが、
自治体でいくらか負担してくれます。うちは半額でした。

あと、気をつけることは、土地そのものです。
山を削った造成地か、はたまた埋め立てたところか。
地盤の問題です。

山を削った土地なら、残っている山側の崖は
どうしているかをチェックしましょう。
崩れる危険を考えます。

埋め立てたところは、
埋めてからどれくらいの年数が経っているか。
10年経ったところは大丈夫だと聞きました。

私の村(現在は町)でこんなことがありました。

どこかの業者が、川べりの土地を造成して
住宅を幾つか売り出しました。
しかし、その土地は地盤がゆるく、
川が増水した時にどうなるか
わからないところだったのです。

その近くの人たちはみんなそのことを知っていて、
心配していました。
幾つかが売れたようですが、その後、役場の方で、
できる限り危険なことを
知らせるようにしたみたいですが、
どうなったかは知りません。

やはり、なんでも地元の人に聞いてみるのが一番ですね。

最後にひとつ。
地震の無い土地を選びましょう。
日本ではなかなか難しいですが……。

私たちはこの地に来る前、比較的軽かったのですが、
阪神淡路大震災にあっています。
子供は小さかったので覚えていませんが、
私と家内はやや後遺症があります。
小さな地震でも、震度以上に恐怖を感じるのです。
みなさんは、安心して暮らせる土地を探してください。


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2009年08月27日

家はどうやって探せばいいのか?

家の話の前に、住みたい土地の探し方ですが、
市町村役場に問い合わせることをお奨めします。

ここだという場所の役場へ手紙を書くのです。
移住者の受け入れ体制の整っているところがあります。

たとえば、空家を探してくれるとか、
仕事を紹介してくれる、
移住するだけでお金がもらえる、などです。

知りたいことをすべて書いて送るのです。
温かく迎えてくれるところなら、
いろいろと資料を送ってくれます。

私もこの方法をとりました。
一番最初に対応してくれたのが、現在住んでいる町です。
すぐに資料を送ってくれ、
空家の情報も書かれていました。

他の土地では、
もうこちらが現在の地に決めた頃になって、
やっと電話をくれたところもありました。
これは、まだいい方です。

「移住者を歓迎します」と
田舎暮らし関連の雑誌では言っておきながら、
こちらが手紙を送っても
何の返事も無いところもありました。

とにかく、
温かく迎えてくれるところに移住したいですよね。

さて、家探しですが、さきほど書いたように
役場で探してくれるところもありますが、
あまり期待できません。
そんな役場はめずらしい。

では、どうするか。
借家を自分で探すか、自己資金で建てるかです。

自己資金で建てるのは簡単です。
建築会社か不動産屋さんに頼めばいいのです。
でも、会社選びは慎重に。

場所によっては、
移住者推進○○○などという組織があり、
そこに相談すれば、土地や業者を紹介してくれます。
そんな情報も親切な役場なら教えてくれます。

借家の場合が、ちょっと難しいのです。
田舎暮らしの雑誌にも載っていませんし、
不動産屋さんでもあまり扱っていません。

その土地に知り合いでもいれば、
探してもらえますが、そう都合よくはいきません。

私が別の土地でやったことですが、
突然行った土地で空家らしきところを見つけ、
近くにいる人に声をかけるのです。

「家を探しているのですが、あそこは空家ですか?」。

すると、あれこれ教えてくれます。
持ち主のことやその土地のこと。
持ち主に会わせてくれる場合もあります。
ここまで来れば、後は話をすすめるだけです。

田舎では、空いているなら
貸してくれる場合が多いのです。
悪い言い方をすれば、
お金が入るからということもあります。

そうではない方ももちろんいます。
それは、純粋に移住して来て欲しいからです。
過疎を解消し、村をにぎやかにしたいのです。
特に若い人に入って来て欲しいようです。

田舎では「子供は宝」です。大事にしてくれます。
子供がいると田舎へは移住しやすいですね。
幅広い方々とコミュニケーションがとりやすいのです。

他に空家を探す方法としては、
やはり何度も何度も足を運んで、
知り合いを作ることです。

そうすれば、自然に情報が入って来るようになります。

あの手、この手を試してみてください。
待っていても、田舎はやって来ません。


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2009年08月22日

どんなところに住みたいか?

理想とする風景を思い浮かべてみてください。

現実をよく知っている人なら、その風景は手に入ります。
しかし、漠然とした夢で、
しかも大草原の小さな家を思い描いた人は、
残念ながら、夢の実現は難しいかもしれません。

田舎暮らしをテレビや情報誌だけを見て憧れていると、
現実とのギャップを埋めることが困難になります。

テレビや情報誌は、
良いところだけを紹介している場合が多いからです。

テレビは、住宅関連の会社や田舎暮らし推進なにやらが
スポンサーになっている場合が多いです。

情報誌にしても、
不動産会社が広告をたくさん出しているので、
悪いイメージを与えるようなことは、書きにくいのです。

そんな情報だけで、
何も知らない土地へ来ると失敗してしまいます。

そういう私も同じような夢を描いて、
今の土地に決めてしまいました。
たまたま失敗ではなかっただけのこと。

では、どうすればいいか。

ここだと思う土地へ何度も足を運び、
地元の人に声をかけることです。
何でもかまわないから、話をすることです。
すると、少しずつその土地のイメージがわいてきます。

そして、歩くことです。
自分の暮らしを思い描きながら、
ぶらぶらと長い時間をかけて歩くのです。

ある程度見てまわったら、
車で周辺をまわることをお奨めします。

周辺の風景も自分の理想に近いものかどうかを見ます。
なにしろ田舎では、ほとんど車で行動しますから。

つけ加えておくと、
自分が住もうとする場所は良くても、
車でまわってみると、産廃処理場があったりします。
処理場は必要なものですが、
できれば避けたいですよね。

それにもうひとつ。
客観的に、冷静に考えることです。

風景が美しい、というだけで惚れ込んではいけません。
できれば、季節ごとに訪ねてみることと、
朝から夜までの状況を観察することです。

車がどれほど通るのか。
周辺に高速道路はないか。あるなら、音は聞こえるのか。
飛行機は飛んでいないか。鉄道は近くにないか。
音はどうか。細かく見ておいた方が、後悔しません。

私も別の土地で家を決めかけていたのですが、
ちょっと離れたところに線路があり、
1日に2、3本貨物列車が通っていたので、
そこはやめました。

それくらいどうってことないでしょ、
と思われる方もいるでしょうが、
やはり気になることは避けた方が良いのです。

それに、日に2、3本というのは、
不動産屋さんが言ったことで、
自分で調べたわけではないのです。

また、列車の本数や時間はいつ変更されるかわからない、
ということも考えました。
もし夜中に貨物が走ったら……
それくらい慎重にした方が、
後で腹を立てるよりいいでしょう。

実は私もひとつ失敗がありました。飛行機です。
現在の町(当時は村)へは
何度も足を運んでいたのですが、
飛んでいるのを見たことも、
音を聞いたことも無かったのです。
それが、引っ越してからわかったのです。

天候によって、たまにですが上空を通過するのです。
しまった、という感じです。
許せる頻度なので、気にはしていませんが。

やはり、徹底的にその土地を分析することが大切です。
夢を壊してしまうような言い方ですが、
調べるにこしたことはありません。
一生住むところかもしれないのですから。

という私ですが、
また将来は別の土地へ移るかもしれない、
と考えています。

私みたいな“ふらふら”とした人は、
細かなことを考えるより、
イメージだけで選んでもいいかもしれませんね。
ちょっと矛盾しますが。

自分の暮らし方がイメージに合っていれば、
まわりの細かなことは許せてしまえる、
ということもあります。

それは、みなさんの性格によりますので、
どちらがいいかは、私には言えません。
が、覚悟を決めて田舎へ移るのですから、
それなりに慎重になった方がいいとは思います。
ほとんどの方は、終の住処を探しているはずですから。

なんて面倒なんだと思われた方もいることでしょう。
でも、失敗して都会へ戻るよりはいいでしょ。
夢はそんなに簡単には手に入りません。


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