2016年10月29日

ダニと共存する勇気はありますか?

ダニに噛まれたことが原因で、亡くなる人がいます。

「ダニ媒介脳炎」
「重症熱性血小板減少症候群 」
「日本紅斑熱」という病気のことをニュースで
見たことはないでしょうか。

特にウィルスを持っているダニに噛まれると危険です。

ダニはどこにでもいて、
ちょっと草のある場所を通るだけで、飛び移ってきます。

服につくだけなら、
家に入る前に払い落とせばいいのですが、
いつの間にか服の中に入り、身体にくっついたまま、
血を吸われたりします。

血を吸われるだけならいいのですが、
その際にウィルスが感染することがあるので、
注意が必要です。

都会にもいるのですが、
そんな経験をすることは滅多にありません。

しかし、田舎に住むと、ごくごく日常的なこととして、
受け入れなければなりません。

どれだけ気をつけていても、
身体にダニがついていることが多々あります。

私など、何度ダニがついていたことでしょう。

腕や脚、首、腹、股間にまで
へばりついていたことがあります。

幸い病気にはなりませんでしたが、
噛まれたところは痒くて大変です。

痕が残ることもあります。

散歩をすると、
ズボンにつくことは毎日のようにあります。

また、外で犬を飼っていると、
犬から移ってくることも多いのです。

最初の頃はイライラしましたが、田舎で住む限りは、
諦めるしかありません。

「身体にダニがついていたら、無理に取ろうとすると、
 皮膚に足が残ったりするので、
 病院で取ってもらいましょう」

という医師がいますが、
ダニがつく度に病院に行っていたら、
家計が圧迫されます。

それほど、よくあることなのです。

しかし、病気のこともありますので、
気になる方は行った方がいいでしょう。

田舎に虫が多いのは当然のことで、
それが耐えられないのなら、
田舎暮らしは考え直してください。



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2016年07月06日

簡易水洗トイレは、お金が掛かる!

田舎の空家を探していると、
「トイレ:汲み取り式」「トイレ:簡易水洗」という
説明を見かけます。

「いまどき、汲み取りかぁ〜」と、
都会人なら誰もが敬遠しますよね。

ならば、「簡易水洗」では?

簡易水洗とは、少量の水で流して、タンクに貯蔵し、
貯まってきたら汲み取ってもらう方式のことです。

見ためも使い方も一般的な水洗と同じで、
衛生的で何不自由なく用を足せます。

ところが、
この方式では驚くほどの維持費が掛かるのです。

普通の汲み取りなら、
排泄物とトイレットペーパーのみを汲み取るのですが、
簡易水洗では、
流した水も一緒に汲み取らなければなりません。

貯蔵タンクはすぐに一杯になり、
頻繁に汲み取りをお願いすることになります。

地域やタンクの大きさ、使う水の量にもよりますが、
4人家族で1ヵ月5〜7000円程度掛かります。

都会にいた人には、訳の分からない費用ですよね。

トイレを使うだけで、
こんなにお金が掛かってしまうのです。

空家を買うのなら、合併浄化槽の設置をお奨めします。

7〜80万円掛かるかもしれませんが、
行政が半額を負担してくれる場合があります。

後々の費用を考えれば、思い切った方がお得です。

空家を借りるのなら、簡易水洗は避けるべきです。
できる限り、固定費は少ない方がいいでしょう。



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2016年05月18日

「猟師」と「猟犬」には気をつけて!

田舎では、害獣による農作物被害がひどく、
農家は困り果てています。

自分たちが食べる分だけを育てているところでは、
その対策にお金が掛かり過ぎるので、
作るのをやめてしまう人たちもたくさんいます。

行政が猟師を雇い、害獣駆除に取り組んでいますが、
最近は猟師も高齢化し、若いなり手もおらず、
なかなか進まない状況です。

田舎に住めば、当然、畑を作りたいと思うでしょうが、
野生動物から畑を守る方法を
考えておかなければなりません。
お金も掛かります。

この問題は、限られた地域の話ではなく、
日本全国どこでも同じです。

鹿・猪・猿が害獣の代表なので、
日本中にいます。
避けて通れない問題です。

害獣に関しては、もうひとつ大きな問題があります。
害獣以上に気をつけなければなりません。

害獣を駆除してくれる、
有り難い存在であるはずの猟師さんです。

地域のために頑張ってくれているのですが、
何ぶん高齢です。

山の中で、「物音がしたから」「何かが動いたから」
ということで散弾銃を撃ったところ、
倒れたのは人だった、という事故がよくあります。

判断能力が鈍くなっている上、冷静さを失い、
しっかりと確認もせずに、
山菜採りの人を殺してしまうのです。

ならば、狩猟期間に山に入らなければ良いのですが、
最近は害獣駆除のために、
一年中猟をしている地域もあります。

山に入るのなら、
ラジオや鈴を持って行く方が良いかもしれません。

もうひとつ、注意することがあります。

猟犬です。

基本的には躾けられている犬なので、
人を襲うようなことはまずありません。

でも、非常に言いにくいのですが、
田舎のじいちゃん猟師の中には、いい加減な人もいます。

躾が適当なこともあります。

そんな犬が放たれるのですから……。

また、人に危害は加えなくても、
飼い犬を襲うことがあります。

犬同士には相性があるので、躾云々は関係ありません。

猟犬に飼い犬を殺された方を私は知っています。

犬を連れて散歩している時も、注意が必要です。

犬同士がケンカになると、
止めようとする人に噛みつくこともあります。

興奮すると、自制が効かなくなるのです。

犬同士はケガをしない程度にケンカをする、
などと言うエセ愛犬家もいますが、
信用しないでください。

非常に危険な状態となります。

いなくては困る猟師と猟犬ですが、
猟をしている時は近づかない方が良いでしょう。



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2012年07月03日

“水”の近くに住んではいけない。

前回、南海地震の不安を抱えている、と書きましたが、
まさか他の災害に見舞われるとは思っていませんでした。

2011年9月4日。紀伊水害。

地元の日高川が氾濫し、多くの家が浸水。
流された家も数多く。

日高川町内では、3名が亡くなり、
1名が行方不明のままとなっています。

我が家は、川のすぐ横に建っていたのが災いし、
家ぎりぎりまで、土地が流されてしまいました。

あと10センチという箇所もあり、
家自体は無事だったものの、住めない状況となりました。

幸い、地元町会議員の口添えもあり、
土のうを積んで仮復旧する工事は
してもらえることとなりました。

しかし、工事に2ヵ月を要し、その間、私たち家族3人は、
ひとり暮らしをしている私の母親宅に居候することに。

仮復旧が終わったとしても、本復旧工事は未定なので、
先が見えない不安で、イライラは募るばかりでした。

2ヵ月経って自宅に戻ったものの、
仮復旧状態の土地で暮らすのは落ち着かず、
イライラは解消されていません。

先日の台風でも、非常に不安な夜を過ごしました。


家の前が山なので、土砂崩れの心配はありましたが、
まさか川側の土地が流されるなんて、
まったく想像していませんでした。

土地と川の高低差がかなりあったからです。

それまでの大雨で水位が上がった時にも、
余裕がありましたし、今回も水は家の高さまでは
上がっていないのです。

水の勢いで、下の方からえぐられたのです。

深夜1時半、車で近くの公園に避難し、
朝戻ってみたら、土地が無くなっていたのです。

家が残ったのは偶然のことで、避難していなかったら、
私たちも流されていたかもしれません。

土地がえぐられた光景を見た時は、
本当に信じられませんでした。

“これは夢か?”という表現をよくしますが、
まさにこのことだったのです。

悲しいとか、辛いとかは、まったく感じないのです。

何のことだか、理解できないのです。

信じたくないという気持ちが、夢であって欲しいと、
無意識に思わせているようです。

そこで考えたのは、
「もうここはダメだ。家を探さなくちゃいけない」
ということ。

意外と冷静でした。

というより、感情が無くなった
と言った方がいいかもしれません。


2ヵ月間仕事もろくにできず、
母宅と自宅を毎日行き来していました。

いまは、自宅で眠れることは幸せだと自分に言い聞かせ、
本復旧工事のことは考えないようにしています。

東日本大震災に比べれば、
私の被害など、大したことではありません。


今回の水害で、田舎暮らしで注意すべきことが、
またひとつわかりました。

“水”の近くに住んではいけない。

川の大きさ、水位、流れる方向など、
いろんな条件はありますが、
川のすぐ近くには住まない方が良い、
ということです。

特に、地元の人が住んでいなかった場所には、
注意が必要です。

住んでいなかったのには、理由があるはずです。

川が氾濫したことがあったり、
土地が流されたことがあったり。

そんな土地を造成して、
移住者向けに販売していることがよくあります。

実際、今回の水害で流された家や
床上浸水した家の多くは、そんな土地に建っていました。

川の近くは風景が良く、魅力的に見えますが、
地元の人の家が無いなら、やめた方が良いのです。


「水の近く」は、川に限りません。

東日本大震災でわかったように、海の近くも恐いですし、
「山の谷」にも気をつけてください。

谷のどこかには必ず“水”が流れています。

ということは、大雨になると水が集まる場所となります。

水害だけではなく、土砂崩れも起きやすいのです。

谷から下の扇状地と呼ばれる場所で、
土砂災害が起きている映像をテレビでよく見るはずです。

この場合は、地元の人が住んでいても、危険な場所です。


このように、
“水”のある場所は避けなければいけません。

憧れの田舎暮らしですから、風景も大切な条件ですが、
まずは「安全」です。

「安全」が保証されなければ、
田舎暮らしを楽しむことはできません。


追伸:我が家は、支援金も義援金も
   いただくことはできませんでした。
   「床下浸水」以上の被害が対象だったからです。
   床下浸水は掃除をすればすぐに住めますが、
   私たちは2ヵ月間避難生活をしたのです。

   愚痴ではありませんが、参考までに。


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2011年08月09日

災害の可能性が低い土地を探す。

和歌山県に移住して、14年。
ほぼ満足できる田舎暮らしができています。

しかし、6〜7年前から大きな不安を抱えています。

土地探しを始めた頃から、移住して7年ほど経つ頃まで、
まったく知らなかった事実があるのです。

「南海地震」の可能性。

聞いたことも、何かで見たこともありませんでした。

何十年も前から予想されていたことなのに、
テレビや雑誌で伝えられることはありませんでした。

どうして政府は、
もっと広報してくれなかったのでしょう。

初めて知ったのが、6〜7年前なのです。

後悔まではしていないものの、
常に不安を抱えたままです。

地震のことを知っていたら、
和歌山には移住していませんでした。

進んで危険を冒すこともありませんからね。

誰も教えてくれなかったと、
子どものようなことを言うこともできず、
すべては自分たちの責任です。

もっと詳しく調べておくべきでした。

地震ですべてを失うかもしれないのです。
憧れの田舎暮らしが崩壊してしまいます。

あなたには、そうなって欲しくありません。

充分な下調べをしてから、
慎重に移住先を決定してください。

地震・崖崩れ・津波_液状化・河川の氾濫・
土石流・竜巻……とことん調べてください。

役所・役場に出向けば、データは揃っているはずです。

地域にとってマイナスな情報は、
隠そうとするかもしれませんが、
命が掛かっていることを説明して、
こと細かく聞き出してください。

楽しい田舎暮らしを始めるために、
絶対にやるべきことです。


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2010年04月03日

集落には、いろんな問題が起きる。

やって来ました、新年の地区初集会が。あ〜あ、イヤだ。
といっても、会計報告と区長・副区長・班長決めなどの
簡単な話で終るのですが。
いつもなら、3〜40分で終りです。

が、今年は違っていたのです。
まさかこんなことになろうとは、
誰が予想したでしょうか。

会計報告が終り、つぎに区長決めです。
これは前もって選出されており、
それを承認するだけなので、すぐに決まりました。
パチパチパチ。

そして次です、問題は。
新区長が、副区長を指名し、それを承認するのです。

まわりは“それでいい”。
本人も“ぼくで良ければ”となったのに、
ひとりの長老が、「○○(名前)は、まずいんちゃうか」
と言い出しました。本人を目の前にして。

過去のことらしいのですが、
「○○は、何でも勝手にやってしまうクセがある。
 みんなで相談せんとあかんのに」。

そう言われると、本人の顔も赤くなり、反論し始めます。
これは当然でしょう。
みんなの前で侮辱されたのですから。

すると、長老はしゃべりまくり、怒鳴り出す始末。
昔のことをあれこれ持ち出し、あげくの果てには、
その人が役場に勤めていたということで、
「役場にいた人間はあかん」とまで言うのです。

その場にいない役場勤めの人の名前まで出てきて、
「あいつもあかん」です。

もう一人の長老が“まあまあ”と治めようとしても、
「おまえは財産区の区長で、行政区の区長違うやろ。
 何偉そうにしゃべっとるんや」となりました。

♪もう、どうにも止まらない♪(かなり古い)

「慌てて決めんでも、選考委員を選んで
 じっくり決めればええ。おまえらは、
 なんで一人の意見を押さえつけようとするんや」。

誰も1人の意見を無視して、決めようとはしていません。
こんなことを言い出すと、何も決まりません。

私まで腹が立ってきました。
“区長が決めたんやから、それでええやないか。
区長を承認したやないか。それやったら、従えよ”。

その人が、悪いことをしたとか、
信用できないということでは無いのです。
他の人は、その人にお願いしたいのです。

こうなっては、その人にはお願いできなくなりました。
そりゃそうです。
本人もそこまで言われては、やりたくはありません。
あまりにも失礼です。

長老だからといって、
怒鳴って威圧するのはよくありません。
他の人の声さえ、聞こうとしません。

これでは、集落の決め事はまとまらなくなります。
どうにもこうにも収拾がつかなくなり、
後日相談ということになりました。やれやれ。

さて、その席に新移住者がいたのです。
ご夫婦で来られたのですが、
さぞかしイヤな思いをしたことでしょう。
来て早々、田舎の泥臭い場面に遭遇したのですから。

まだ、住民票を移されていないとのこと。
考え直すなら、いまのうちです。
特にこのご夫婦の住まいは、
密集しているところですから、可愛そうに。

移住するなら、集落から離れましょう。


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2010年03月25日

餅まきなんか、行かないぞ。

田舎のおばはんは、恥も外聞も無い。ドあつかましい。
あまりのことに、呆れるやら、腹が立つやら。

何のことかって?
集落の“餅まき”に行った時のことです。

全国各地にある風習ですが、
正月用(?)のお餅をみんなで拾うのです。
なぜか、お菓子やカップラーメンがあったりしますが。

子供たちの何人かが前の方に座って
一生懸命に拾おうとするのですが、
まわりのおばはんたちが、
あまりにもひどい取り方をするので、
怒鳴りたくなるほどだったのです。

お餅はいいとしても、
スナック菓子の小袋が何個かまとまって投げられた時、
1人の子供の前に2ついっしょに落ちたのです。

子供が取ろうとした瞬間、
あるおばはんが2つを一度に取ってしまったのです。

普通、そんなものは子供に取らせるもんでしょ。
せめて1つは取らせてあげようとするでしょ。
その気配がまったくありませんでした。

その素早い動き、というか汚なさを見て、
もう呆れ返りました。1人や2人ではありません。
その場にいるおばはんの半分以上が、そんな状態です。

その年は行くのをやめようかとも思っていたのですが、
同じ移住組の人に誘われたので、
仕方無く行ったのです。

やはり、都会人にはそんなマネはできません。
恥ずかしいのもあるし、
そんな浅ましい姿を人に見せるなんてできません。

移住組は、目の前に落ちたものだけを
そろりと拾い上げるだけ。
よって、あまり収穫はありません。
一部のおばちゃんたちは、
そんなハシタナイことはできないようでしたが。

中には、私の足もとに来たものまで手を延ばす
『ばばあ』もいました。

このばばあは、場所をどんどん移動して、
あちらこちらで強奪を繰り返していました。
おばはんとも呼べないほどの悪(わる)です。

また、一部のおっさんもおばはんに変身していましたが、
やはり男にはなかなかできないことでしょうか。
ほとんどの男たちは、ゆっくりとした動きでした。

私の息子は、お餅少々とスナック菓子の小袋1つ
しか取れませんでした。

投げる人たちは、子供たちの取れるような場所に
落としてくれているのに、これだけだったのです。
他の子供たちも同じようなものでした。

おばはんたち及びばばあは、スーパーの袋いっぱいに
獲物を詰めて帰って行くのでした。
もう、行かない!


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2010年03月21日

わが家に水道がやって来た。

※これは、7年前の話です。

なんと、わが家に水道がやって来ました。
村営(当時)の簡易水道です。

山の水を利用するには、いろいろと苦労がありました。
雨の後は濁るし、取水口はドロで埋るし、
パイプは詰まるし。

周辺の4軒分をまかなっているのですが、
足りなくなって止まってしまったこともありました。

それもこれも家を建てた不動産屋
(あえて“さん”はつけません)が頼んだ
水道工事の人がいい加減なことをしたからです。

伏流水と雨水の混じったものを取っているのですが、
その場所にパイプを置いて、
タンクに引き込んでいるだけだったのです。

ドロが入らないようにする工夫など
何もしていなかったのです。

フィルターがまったく無い状態です。
雨が降れば濁るのは当り前です。
いや、まったくのドロ水だったこともあります。

何度不動産屋に文句を言ったことか。
水が無くなれば、持って来てもらわなければならず、
風呂に入れなかったこともたびたび。

タンクの構造も作り方が悪く、
水が半分も残っているのに、止まってしまう始末。

不動産屋に言ったのですが、
「見直します」と言っただけで、そのまま。

フィルターの無い取水口もやり直してくれと言ったら、
ちょっと水が溜まるようにセメントの囲いができただけ。
台風の後に土砂で埋ってしまったことも。

どうにか手入れをしながら、4年くらい経った頃、
村の水道の話が出てきたのです。

やっと水の心配が無くなるなあと思ったのですが、
これがなかなか進まない。
役場はたらりだらり。工事業者はのらりくらり。
水道の話から1年半以上経った頃に、
ようやく家の前まで水がやって来たのです。

ところがここで大問題。
水道の来ていない土地に家を建てた人でないと
知らないことが、私たちの頭を痛めました。

道路に埋設された水道管から、
各戸に引くパイプの工事代金は、
その各家で払わなければならないのです。

私は、まったく知りませんでした。
そんなものは村が引いてくれて、
加入金と水道代を払えばいい、
としか思っていなかったのです。

都会にいる時は引っ越しを何度もしましたが、
水道はすでに引いてありましたから。

土地を買って家を建てない限り、
そんなことには遭遇しませんよね。

ここで役場に対しても腹が立ったのです。
「工事をしますから」と言って来た時には、
お金がいるなんてひと言も言わなかったのです。
メーターを取り付ける場所を確認しただけでした。

後で知って愕然。わが家には、お金がありません。
でも、その前に不動産屋と交渉を始めていました。
いまのいい加減な設備をそのままにしておいた責任を
取ってもらうように話をしていたのです。

設備がちゃんとしたものだったら、
水道を引く必要は無いのですから、
不動産屋の責任は大です。

しかし相手は強者。簡単にはお金を出すとは言いません。
交渉に数ヵ月かかりました。
連絡すると言ってもして来ないし、
返事はもう少し待ってくれと逃げたり、
それは大変でした。

私ももうキレかけていたのですが、
いや最後はキレてましたね。
いまの設備をすべてやり直すのなら、工事代はいらない、
とちょっと激しい口調の大阪弁で説得しました。
これでやっと話がまとまったのです。

結局、工事代金は4軒分で57万円ほど。
1軒14万円ちょっと。
これでも4軒まとめて工事したことで
安くはなったのです。
(この値段でも高過ぎる。ほんとに土木関係は……)

1軒4万円は、これまでの水道代と考えて
負担することにはしましたが、
残りの代金+各戸のメーターから家への引き込みは
不動産屋持ちということに落ち着いたのでした。
やれやれ。

でも、それからしばらくは
各戸の工事には来ませんでしたが……。
本当にいい加減です。

これでもまだ不動産屋にしてはマシな方なのです。
他のところなら、「知らん」と逃げるばかりですから。

みなさん、不動産屋選びはしっかりと考えましょう。
都道府県知事番号が高いとひとまず安心だ、
というような記事を見たりしますが、
あくまで目安にしか過ぎません。
いい加減なまま
何年も営業できているだけかもしれませんから。

不動産屋に対しては、あらゆる細かなところまで、
ひとつひとつ確認しながら、話を進めましょう。

言わなくてもわかっているだろう、
なんてことは通用しません。
わかっていてもほったらかしにするのです。

私は事細かく注文をつけ、確認したにも関わらず、
ちゃんとできていなかったことが何点もあります。

まじめな不動産屋さんには申し訳ないけれど、
まず信用しない方がいい、とあえて言っておきます。
その方が確実ですから。


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2010年03月16日

日本の林業は、もうダメです。

木工をしているので、
林業について考えることがあります。
ハッキリ言って、日本の林業はもうダメです。

海外からの輸入材が驚くほど安いため、
国産材を使うメリットが無いのです。

私の町の森林組合など、輸入材を買ってきて、
木材に加工して販売しているのです。
山の中なのに、まわりの木を使わないのです。

採算が合わないからだそうです。
木を切り出すには、手間と人件費、運搬費が
かかりますが、林業者がそれらに利益を上乗せして
買い取ってもらう時には、
かなりの金額になってしまいます。

さらに、森林組合がその木を加工して販売する時には、
とんでもない価格になります。
すると、その木材は売れないので、組合としては、
まわりの木は買えなくなるというわけです。

私が町に来て最初に驚いたのは、山の中には、
切り倒した木がたくさん放置されていたことです。

使いやすく、運びやすい大きさに切られた木は
組合などに持って行くのですが、
残りの部分は、そのまま腐らせてしまうのです。
手間がかかる上、高く売れないからです。

これを見た時、間伐材で割りばしを作ったからって、
何になるんだと思いました。
これほど国内の木を無駄にしておきながら、
海外の森林破壊に荷担しているこの国は、
いったい何なんだ。

結局は企業が儲けるために、
海外から安い木を買い過ぎるから、
こうなるのではないのか。 

だからといって、
日本の住宅が安くなっているとも思えません。

「2×4」や「プレハブ建築」など、
工法を変えることで多少は安く建てることは
できるようになったのでしょうが、
価格はあまり変わりません。

住宅メーカーや工務店、大工、不動産屋たちが、
儲け過ぎているのではないのか。

今の住宅は、昔のような難しい技術を必要としていない。
なのに高い。
この人たちが、もう少し儲けを削って国産材を使えば、
もっと日本の林業は良くなるように思うが、
どうでしょうか。

現在の家を建てる技術なんて、
私が木のおもちゃを作る技術とさほど変わりません。
物が大きいだけです。

つまり、私が働く時間と大工さんが働く時間の時給は
同じでもいいわけです。

しかし実際は、私が1日がかりで
3〜4個のおもちゃを作って合計1万円で売ろうとすると、
高いと思われます。

大工さんが1日、休憩時間もゆっくりとって
働いたとしたら、2万〜2万5千円の日当となります。
(地域や住宅の種類によっても変わりますが)

住む家とおもちゃをいっしょにするのは
無理がありますが、
明らかに大工さんが儲けていることがわかります。

少しひがみ根性が入っていますが、
住宅関係は高いということを言いたいだけです。ハイ。

国産材を使おう! 地元の木で家を建てよう!
などと、行政も言うようになってきましたが、
ムダだと思います。

企業が儲けを優先する限り、国産材を使えば、
それだけ販売額が高くなるだけです。
消費者は当然、安い方に眼が行きますから、
そんなものには手を出しません。

私が考える改善策としては、
50年我慢する覚悟で広葉樹を植えることです。
付加価値の高い広葉樹なら、
多少高くても売れるはずです。

まあ、目先のことしか考えない日本人には
できないことでしょうが…。


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2010年03月08日

産品販売所めぐりは、レジャーのひとつ。

たまに、嫁はんとふたりで
「産品販売所」めぐりをします。

最近は、観光立国だの、村おこしだのと、
田舎がいろんな取り組みを始めているので、
各地にこの「産品販売所」や
「道の駅」などができてきました。
大変いいことだと思います。

自分たちの土地でできたものを
直接消費者に安く買っていただく。

消費者からすれば、生産者の顔が見えるし、
生産者からは消費者の生の声を聞くことができます。

安い野菜なども買えるうえ、
その土地のめずらしい食べ物があったりします。

田舎なので、景色を眺めながら、
ドライブがてらのレジャーになります。

まだオープンして間もないお店に行った時のこと。

陳列の仕方や店員の応対は不慣れなものの、
たくさんのきれいな野菜がとても安く売られていました。

季節柄、松茸のお寿司や天ぷら
(すり身を揚げたものに松茸入り)があったり、
天然酵母のパンや手作りのお菓子など、
いろんなものを作って、頑張っているという感じが
伝わって来るものばかりでした。

しかし、次に寄った産品では、
“前は安かったのに”という言葉を
その場で発せずにはいられない状況でした。

ここができてから1年ぐらいでしょうか。
野菜は高くなっているうえ、
無人販売でも売れないような
悪い品物を売っているのです。

三流のスーパーでもそんなもの売らないぞ、
というほどのものです。

私の町の産品でもそうですが、
傷んだものを隠すように袋詰めしたり、
何日も経った古いものを売ったりするのです。

産品がオープンして間もない頃は、
新鮮なものを安く売るのですが、
売れることがわかると高くしたり、
悪い質のものを売ろうとするのです。

なんて汚いのでしょうか。
どこの産品でも同じ現象が見られます。

産品を管理する人は、そういうことが無いように、
農家の人たちに注意するのですが、
田舎のことですから、あまり強く言えないようです。

また、その時はちゃんとしても、
しばらくしたら同じことをするのです。

こんなことを繰り返していると、
やがて人が来なくなり、
販売所は閉鎖されてしまうのです。

日本全国で、失敗した産品販売所の例は
いくつでもあります。

「スーパーの特売日の方が安い」
ということを知ったお客さんは、
二度とその販売所には行かなくなります。

みなさんも「産品めぐり」をしてみませんか。

どこかに観光に行ったならば、お土産店ではなく、
産品販売所に立ち寄ってみましょう。
その土地ならではの品物に出逢えたりします。
お土産店はどこも同じ。包装紙が違うだけです。


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